パーティが解散する事になった。
理由は俺が10階でテレポータの罠を発動させたから。
1マスずれてセーフだったんだから問題ないだろうに、あの連中と来たら凄まじい形相で怒鳴りやがって。
だいたい悪いのは俺じゃない。2回も識別ミスったカルフォが悪い。
単に0.0025%を運悪く引いてしまっただけに過ぎない。
しかしあいつらは聞く耳も持たずに好き勝手のたまった挙句、これが潮時とばかりに解散決め込みやがった。
今日から無職である。いったいどうやって生計立てたものやら。
…なんて心配は全く無かったりする。
そもそも潮時だから解散って事は、一生暮らせる程度の稼ぎは既に得ているのだ。
なんせ俺自身、全呪文コンプのレベル3桁忍者である。他の仲間も言わずもがな。
そしてそれだけの廃スペックの持ち主なんぞ他の冒険者が放っておく訳もない。
このまま酒場へ向かえば解散の噂を聞きつけた冒険者から引っ張りだこ確定。
なんだけどそのまま再就職ってのも芸がない。一度やってみたかった事もあるので当面冒険者はお休み。
俺のやってみたい事、それは新人冒険者への家庭教師だ。
この世界は厳しい。意気込んで訓練所に登録してもボーナス1桁の平凡な冒険者なんぞ相手にされない。
金だけ剥がされてポイされるか、もしくは荷物持ちへのジョブチェンジが関の山だろう。
しかしボーナスが1桁だろうが2桁だろうが成長しきってしまえば能力値は一緒だ。
それをスタート時の資質がちょっと低いという理由で冒険者失格ではあんまりではないか。
ならば俺にできる事は一つ。訓練所に登録する前の新人を徹底的に鍛え上げ、ボーナス1桁の資質を2桁に引き上げてやる事だ。
2桁ならとりあえず迷宮に潜れる。その後生き残れるかは当人次第だが、スタートラインに立てるというのは大きい。
先述の通り俺は呪文コンプの忍者。つまり僧侶、魔術師、戦士、盗賊の基礎が身についている(盗賊は若干ヘボいが)。
どんな希望職にも対応できる一流家庭教師って訳だ。
なに?戒律悪らしくないって?
まあ、俺も完全ボランティアでやるつもりはないさ。キチンと報酬はいただく。
とはいえ登録時に支給される金奪ったんじゃ1桁の末路と変わらんし、それでなくても金なら腐るほどある。
ならなんだって話だが、ここはエロパロ板なんだから言わなくても分かるだろ?
最近はかわい子ちゃんの冒険者も増えたからねえ。しかも新人だから皆若い。
それにこの世界に足突っ込むならバージンはさっさと捨てた方がいい。下手にとっといても悲惨な破瓜が待ってたりするし。
それならいっその事世話になった家庭教師の先生相手に、ってなったっていいじゃない。
あ、そういう訳で教え子は男子禁制ね。最近は男の娘ってのもあるらしいけど、それは女の子に飽きたら考える。今はいらん。



そんな訳で状況説明だけでまるまる1レス費やしてしまったが、俺は早速張り紙やビラ撒きを行う。
ロバート城の前で撒いて近衛兵に追っかけられたり、酒場に張りに行ったらスカウトの嵐に遭ったりしながら数日経過。
ようやく俺の一発目、じゃなかった一人目の教え子があらわれた。
「今日からお願いします、先生」
「おう、宜しく」
この子はホビットの14歳。俺は基本的にはおっぱい星人だけど、たまにはロリコンもいいよね!
「えっと、希望職はシーフだっけ?」
「はい。ゆくゆくは忍者志望ですけど、とりあえずはシーフです」
「忍者目指すって事は、ある程度前衛向けのステータスにしたい感じ?」
「はい。でも盗賊の仕事はキチンとしたいです。その上で前衛の仕事もこなせたらなあって」
となるとSTRとVITが戦士並に必要で、且つAGIが16以上。種族がホビットだから必要なボーナスは…25以上?
おいおい、いきなりハードル高いじゃねえか。25以上のボーナスって0.0025%だぞ。
あ、でもカルフォの二重ミスと同じか。それ引いた俺なら何とかなるかも。
「よし、それじゃあまずは基礎体力作りからだな。運動着を用意したから着替えてきてくれ」
「はい」
小さな背を見送る。
ん?覗かないのかって?
焦んなくてもどうせ週末辺りにしっかり見れるさ。
それに向こうだって初体験の相手がセクハラ教師より優しい先生のがいいに決まってるじゃない。
「えっと、その、着替えて、きたんですけど…」
っと、意外と早かったな。うんうん、よく似合ってる似合ってる。
「これ、本当に運動着なんですか?」
そういって彼女は上着の裾を延ばして下を隠すようにしている。
「うむ。それは忍者の国ジパングでの標準的な運動着だ。ブルマ、とか言ったかな」
こんな運動着があるなんて素晴らしい国だ。一度観光に行ってみたい。
「でも、まるで下着みたいで恥ずかしいです」
「おいおい、向こうじゃ君より年下の子ですら文句言わず履いてる代物なんだぞ」
最近はジパングでも廃れかけてるとか風の噂で聞いたけどきっとデマだ。
「だいたい最終的には忍者志望なんだろ?格好で恥ずかしがってて忍者になれるかよ」
「私、手裏剣投げたくて忍者目指してるんです」
チッ、裸忍者否定派かよ。最近増えたな。つまらん。
「そもそも忍者目指してるっていうから忍者の国の運動着をわざわざ取り寄せたのに」
「あ、そ、そうだったんですか!?それは失礼しました」
そうだよ。決して君のその姿を視姦したい訳じゃないぞ。俺はセクハラ教師じゃないんだから。
「国で指定されてる運動着だから動き易さは保障されてる。前衛シーフの訓練にはピッタリの格好だと思うぞ」
「分かりました。恥ずかしいですけど折角先生が私の為に用意してくれたんです。これで頑張ります!」
うんうん、いい子だ。高い金出して取り寄せた甲斐があった。
「それじゃまずは柔軟体操から始めるか」
「はい」
俺は開脚前屈を手伝ってやる。後ろに回ってぐぐっと背中を押す。
ブラ紐の感触が無いなあ。見るからにペタンコだしつけてないのかも。
「うぎぎ、ちょっとキツいです」
「結構体固いんだな。希望職考えると少しは柔らかくないと厳しいぞ」
「うう、頑張ります」
彼女の髪から伝わってくる若い匂いが素晴らしい。
「じゃあ今度は前から引っ張るぞ」
「あ、お願いします」
前に回って彼女の前に腰掛ける。足の裏で相手の膝の辺りを固定し、両腕を引き寄せる。
「ぐぎぎぎぎ」
「本当固いな」
おかげで頭で隠れずに股間部が丸見えだ。なんという絶景。
しかもブルマを履き慣れてないせいかピンク色が脇からはみ出ている。
うーむ、いかんいかん。彼女の目の前での勃起は流石に。
「よし、準備運動はこんなもんか。それじゃ基礎体力作りから始めよう」
用意してた縄跳びを手渡す。
縄跳びは格闘家がフットワーク強化で行うし、戦士より短いリーチで戦う盗賊も足腰の強化は必要だろう。
決して縄跳びで上下に揺れるおっぱいを楽しみたかった訳じゃないぞ。
だから彼女の場合、想像以上に揺れてないけど別に問題ないさ。
それに視覚的には物足りなくても、ちっぱいの上下運動というのも結構そそるものが…ってそういう目的じゃないからね?
あ、でも後ろから眺めると形のいいお尻が揺れてて素晴らしい。



翌日。
「よし、今日は水泳をやろう」
「水泳ですか?ダンジョンにプールなんてありましたっけ?」
5の世界にはあるらしいけど、今回は目的が違う。
「ダンジョンに長時間潜る事を考えると有酸素運動でのトレーニングも必要だからね。故障リスクの少ない水泳はうってつけだ」
「なるほど」
それに、ブルマとセットで買ったスクール水着なるものも着せたかったし。
「これが水着ですね。あの体操着と違って変ないやらしさも無さそうですし、早速着てきます」
そういって着替えに行く。
いやらしくなさそう、ねえ。くっくっくっ、若いな。男を知らなすぎる。
っと、俺も着替えないと。
「着替え終わりました、って先生?」
うんうん、この一見健全性と、その実フェチ心をくすぐるデザイン。ジパング万歳!
「先生の水着ってそれなんですか?」
「そうだよ。あ、ちゃんと普段の下着用じゃなくて水泳用の新品に着替えてるから安心してくれ」
「いや、そうじゃなくて、その、ふんどしが水着にもなるって知らなくて」
忍者だと割と普通じゃないのか?
「それにしても先生、やっぱり凄いんですね。鍛えられてるの私でも分かります」
「そりゃレベル3桁忍者だぞ俺は。たるんだ体の訳ないだろ」
素早さを追求した為余計な肉が一切無く、且つ魔物を手刀一発で沈める為の筋力はしっかりとついている。
「どうだ?惚れたか?ん?」
「馬鹿言ってないで早く訓練始めましょう」
へいへい。でも僅かに反応あったのは見逃さなかったぜ。
それにしても、水泳だから基本的に水中で訓練する訳で、となると体が水の中にある訳で。
指導者の俺が頻繁に水中に顔を入れる訳にもいかない訳だし、全然楽しめない失敗した。
でもその分、休憩の為にプールから上がると濡れたスク水姿がブラボー!
濡れてラインくっきりのちっぱいも素晴らしいが俺の一押しは尻だ。
スカート付なので上半分は隠れちゃうけど股間に近い部分はそのままだし、
それにデザイン的にミニスカートの中を覗き込んでるような背徳感が興奮を増幅させる。
バレないようにしっかりと目に焼き付けて今夜のおかずはこれで決まり!

「今日は雨も降ってる事だし罠識別についての講義をする」
俺が断じてセクハラ教師ではない事を証明しないとね。
「つっても俺は忍者だし自力での罠識別は新人盗賊レベルだ。本来は君への指導者としては相応しくないかもしれん」
「だが俺は忍者の識別能力でも通用する技術を持っている。君もそれを学べばデビュー直後や忍者転職後にも活躍できるさ」
彼女は熱心にノートをとりながら聞いている。
「例えば地下1階の宝箱の罠は毒針、石弓の矢、スタナー、爆弾の4つ。罠無しも含めれば5種類の識別結果になる」
「この内絶対に発動させちゃいけない罠はどれだ?」
「爆弾、ですか?」
「正解。理由は?」
「えっと、一番被害が大きい罠だから」
「その答えだと60点だな。確かに一番凶悪な罠だが、それだけじゃない。他の罠と違って仲間にも被害が及ぶ罠だからだ」
ここからは俺の持論。
「極端な話、毒針に引っかかろうが石弓で乙ろうが仲間は『しょうがないなあ』程度で笑って済ませてくれる。しかし爆弾は違う」
「自分達にまで被害が及ぶ罠を引くと一気に信頼を失う。それが二度三度あると仲間との間に深い溝ができてしまう恐れがある」
たった1回で致命的な溝入った事もあったけどな。ついこないだ。
「だから1階の場合、5種類以外の罠識別をしてしまったら迷わず爆弾と答えるんだ。罠無しの時も爆弾でいいくらいだ」
彼女はメモを取る。
「また、僧侶がディアルコ覚えるまではスタナーも要注意だ。毒と違って麻痺は治療費が必要だからな」
俺が僧侶だった頃、治療費稼ぎと罰を兼ねて3日間寺院に放置された盗賊がいたのを俺は忘れない。
「てな訳で、今日は君に魔物別の罠パターン全部と、シチュエーション別の罠凶悪度一覧を記憶してもらう」
「えええええっ!?全部ですかぁ?」
「当たり前だ。最低限9階と10階くらいは覚えてもらう。これは後衛シーフの子でも必須単位だ。覚えるまで卒業できんぞ」
「ふええっ、先生のオーガ!レッサーデーモン!」
せめてグレーターと呼んで欲しいな。特に股間がレッサーだと悲しいではないか。
あ、でもこの子相手だとレッサーのが負担が少ないのかな?
「うぅ、盗賊で頭使うなんて思ってもみなかった」
いるんだよねえ、呪文使わないから脳筋でも何とかなるって考えの子。
忍者に転職するのにINT17必要なのって、全魔物の首跳ね用急所の記憶が必須だからなんだよ。
まあPIEに関してはは俺もよく分からんけどさ。
元僧侶が言うのも何だが、あれ本当何の為に必要なんだろうな。

とまあ、そんな感じで一週間の個別レッスンが終わった。
基本的な事は一通り教えたし、この先は実際にダンジョンに潜らないと身につかない事ばかり。ちょっと寂しいが卒業の時だ。
「この一週間よく頑張ったな。これならボーナス2桁でデビューできるだろう」
「はい。先生、どうもありがとうございました!」
「礼なら明日の訓練所での適性検査をクリアしてからにしてくれ」
彼女の資質なら大丈夫だろうが、万が一1桁だったら一週間無駄に費やしただけだからな。
もしもその時は責任とって嫁に…じゃなくて、マーフィーに連れてってレベルアップで能力値を引き上げてやるつもりだ。
初めての教え子がデビューできずに終わるなんて俺の評判に関わるってのも大きいが、
それでなくても一番弟子というのは可愛い。確かに顔も可愛いが、それ以外の意味でも。
「それじゃ今日は早めに寝て明日に備えろよ」
「はい。明日、いい報告できるように頑張ります!」
小さな背を見送っていると、巣立っていく雛を見やるような心境になる。うーん、なんかおセンチな気分やね。
よし、気晴らしにダンジョンに潜るか。9階なら1人でも大丈夫だろう。
「ふぅ、こんなもんかな」
そんな訳で軽く9階を一周して適度に汗を流してきた。
割と気分も晴れたし、最近自分自身の運動量が減ってたのでリハビリにもなった。
一旦マイ馬小屋に戻ってきて新品のふんどしを手にする。これからロイヤルスイートのシャワーだけ借りよう。汗を落としたい。
と、思ったら何故か来客がいた。スカウトが自宅(というか自厩?)に来るなんて珍しいなと思ってたら我が愛弟子ちゃんではないか。
「どうしたんだ。早く休めと言っただろ」
「それが、その、緊張して眠れなくて…」
うーん、まあ当然か。
「良ければ、ちょっとお話をと」
「ああ、いいよ。ただ先にシャワー浴びさせてくれ。動いてきたんでベタベタする」
「あ、それじゃあ私の部屋にシャワーありますんで是非使ってください」
「あれ?簡易寝台にシャワーついてたっけ?」
彼女はまだ冒険者として登録していない。よって馬小屋は使用できない。ここは冒険者専用の施設だから。
なので彼女はこの1週間、上の階の有料施設に泊まって俺の指導を受けてきた。
「いえ、私エコノミールームに泊まってるんです。冒険者支度金から自動引き落としって事にして」
「おいおい、いきなり100GPも使ったら冒険者になっても装備買えないぞ」
「いいんです。前衛シーフでも+1装備が揃わない内は前に出る事はないですし、それに…」
彼女は恥ずかしそうに俯いてこう続けた。
「それに、エコノミーなら個室ですから、明日、先生に抱かれる時も、都合いいかなって…」
ビキーン
一瞬で愚息が目覚める。
うん、確かに事前に『授業料』については説明済みだ。じゃないと後で問題になるし。
でもね、こうやって幼い顔立ちから直に言われるとね、こう、来るものがある訳ですよ。
「そっか。じゃあお言葉に甘えてシャワー借りようかな。でも男招いてシャワー貸すなんて前倒しになりかねんぞ」
「えっと、その」
さらに俯く。
「なに?今のセクハラだったか?」
「いえ、その」
しばしの沈黙の後、再び彼女は口を開いた。
「私は今夜でも、別に…」
ガッキーン
硬度及び角度が三段階上昇。
「君、結構大胆なのね。おじさん驚いちゃった」
「その、私、知ってしまったんです」
「何を?」
「女の忍者、くのいちの人って、男の忍者の恋人になって色々教わるものだって」
あー、聞いた事あるわ。本物のくのいちってそっちのテクの達人らしいし。
「だから、将来くのいち目指す為にも、エッチの技術も教えてください!」
ビクンビクンッ
あぶねえあぶねえ、今のお願いと表情だけで射精しかけた。
この子が下向いてて助かったぜ。ホビット目線だと顔を上げたら俺の股間が目の前だもんな。
いくらその気だからって処女がこれを目の当たりにしたらドン引きだろう。
「ん、分かった。それじゃあ、お言葉に甘えようかな」
「はい、その、優しく、してくださいね」
ふっふっふっ、任せなさい。テクには自信があるんだ。
レベル37以上の盗賊系が罠解除率100%なのって、それだけ手先が器用になるって訳だからね。
はじめてなのにイッちゃうううぅ!な世界にご招待しませう。

「ふぅ、いいシャワーだった。先に使われてもらってありがとね」
「あ、いえ。それじゃ私も浴びてきます」
俺と入れ替わりで彼女が浴室へ向かう。
エコノミールームには初めて来たが、意外とちゃんとした部屋なんだと感心する。
確かに女の子にとっては簡易寝台よりこちらのが安心だろう。あっちは寝台車そのものだからな。揺れないだけで。
ベテランの冒険者カップルだと馬小屋の中でも堂々とまぐわるのもいるが(そして周りは平然と寝ている。あいつらおかしい)、
初めての子だったらこういうきちんとした場所のがいいだろう。
当初は一晩だけロイヤル借りようかと思ったけど、宿泊先とはいえ彼女の部屋というのもそそるものがある。
色々膨らませながら待っていると彼女が出てくる。
「あがりました」
「はいはーい。ちゃんと洗った?って…」
俺は振り返り、そして、
「ぶるま?」
初日にプレゼントした異国の運動着姿の教え子に呆然とする。
「あの、バスタオル一枚で出てくるのは流石に恥ずかしくて」
「いや、他に服無いの?パジャマとか」
「実はエコノミーだとフロントで洗濯サービス受けれるんですけど、明日の夕方チェックアウトなので」
「あー、洗濯に出しちゃったと」
「はい。これは今日使うかなと昨日洗濯したんですけど結局使わなかったし。あと残ってるのは明日の試験で着る服だけで」
なるほど。俺の為にブルマになった訳ではないと。ちょっと残念。でも結果オーライ。
すとんっ
彼女はベッドに腰掛けてる俺の横へ。ぴったり寄り添うでもなく、離れるでもなく微妙な距離に。
「そういえば話って何?」
ここに来る前にそんな事言ってたような。
「いえ、大した事じゃないんです。世間話でもして緊張和らげば寝れるかなって」
「なるほど、じゃあちょっとおしゃべりしようか」
「え?いや、その、こういう事になりましたし、別にもう」
「だって今すごく緊張してるでしょ?おしゃべりしてリラックスしてからのがいいでしょ」
「あ…」
そら緊張するなってのが無理な話だわな。

それから少しの間、俺らはおしゃべりしていた。
授業の事、お互いの事。色々話した。
「でも盗賊の短刀って結構出ないぜ?ウチらも見つけたの、三種の神器がとっくに揃った後だったかな」
「そうなんですか。じゃあ訓練所で転職した方がいいんですか?」
「そうとも言えない。短刀経由の方が圧倒的に得だから。ただ短刀経由だといつ忍者になれるかは全く分からないよと」
「大変ですね、忍者になるのって」
「その分の恩恵はあるさ。見よ、この鍛え抜かれたマイボディ」
言い忘れてたが、今の俺はシャワー上がりな事もあって下着姿。つまり褌一丁。
「見せ付けようとしないでください。セクハラで訴えますよ」
「さっきからチラチラ見てたくせにぃ」
「そ、そんな事ないです!」
「あら?そうかしら。プールの時も結構気にしてたように感じたんだけど」
「それを言ったら先生だって目線が怪しかったですよ?」
ギクッ
「そういえばこの運動着姿も、やけにお気に入りの気がするんですけどぉ?」
ギクギクギクッ
「あーあ、先生がこんな変態さんだったなんて幻滅だなあ」
「仕方ないじゃないか。それだけ君が可愛すぎるんだから」
「え?そ、そうですか?」
照れてる照れてる。
「そうさ。俺も鋼の理性で耐えてきたけど、それでもこんな美少女相手に全く意識しないなんて無理な話だよ」
「も、もうっ。お上手なんですから」
「本当だよ。その証拠に今も心臓どきどきしてるもん。ほら、耳当ててみて」
「あ、それじゃ失礼します。…うわ、本当に鼓動が早いです」
わたくし、教え子に手を出すってシチュに今までに無く興奮してます。
「先生も、緊張してるんですね」
「うん。緊張もしてるし、鋼の理性もそろそろヤバイかな」
彼女は見上げてるから分からないだろうが、白褌の下も凄い事になってる。
「だから、もし心の準備ができたなら、今すぐキスしたい」
「…はい、きてください。まだ緊張してますけど、それ以上に先生とキスしたいです」
ありがとう。
最後にそう囁いて彼女と唇を重ねる。最初は触れるだけのキス。
十数秒くらいだろうか。舌絡めないキスも久方ぶりだが、初々しくて悪くない。若い頃を思い出す。
「えへへ。キスも先生が初めてなんですよ?」
「そうなんだ。俺が最初なんて凄く嬉しいよ」
「わたしも、先生が初めてで嬉しいです」
くぅぅぅぅっ!
顔真っ赤にしてこう言ってくれるなんて素晴らしいね!男心ってもんが分かってる!
「おかわり、いい?」
「うん」
もう一度キスする。酸素補給の為にちょっと離してはくっついての繰り返し。
セックスの時のキス=ディープと固定概念があったけど、ライトキスというのも悪くない。
いや、悪くないどころか今後のセックスフローチャートが書き換わるかもしれない。
「どう?」
「はい、なんか、凄いふわふわしてます今」
目がトロンとするってこういう感じなんだろうな。
「もっと、もっとしてもらってもいいですか?」
「いいよ。お姫様が満足するまでいくらでも」
正直褌の中が『さっさと先進め』とうるさいのだが、彼女にとっての一生の思い出なのだから、なるべく希望に沿わせてあげたい。
「ふぁ…」
心ここにあらずといった感じの教え子。脳が蕩けるって言葉がピタリと当てはまる表情だ。
「ねえ、舌入れてもいい?」
「はぁい、おねがいします」
今度は舌も味わう。基本的には受け入れるがままだけど、たまに向こうからも絡めてきて、またそれが楽しい。
キスも愛撫の一つと言うが、今日ほど実感できる時は無い。
「もっと、もっとひてくだひゃい」
俺は舌が疲れを訴えても彼女の要求に応え続けた。
この後に口を使った愛撫ができるか不安だが、まあ構わないだろう。
さっきチラッと下半身に視線を移したら、まるでお漏らししたかのようになっていた。
彼女がキスだけでここまで悦んでくれたのだ。男冥利に尽きるというものだ。
「ふぁぁ…」
うーん、キスだけでイッてしまったようだ。肉体的には分からないが精神的には間違いなく達してる。
俺も口が疲れたしちょっと休もう。
「えへへぇ」
「どした?」
「いま、すごくしあわせです」
「喜んでいただけたようで何よりでございます」
「あの、わたしはすごくきもちよかったから、つぎはせんせいがきもちよくなっていいですよ?」
ん?それは突っ込んでもいいって事かえ?
気持ちは凄くありがたいが、折角ロリロリとのまぐわいなんだから一通りは楽しみたいぞ。
「じゃあお言葉に甘えて、気持ちよくというか、俺がしたい事してもいい?」
「はい」
「じゃあおっぱいいじるね」
俺は体操服のうえから薄い胸板をまさぐる。
「きゃうっ!」
うん、予想通りというかノーブラだ。手の平で撫でまわすと乳首らしき突起の感触が分かる。
「なでかたが、いやらしいです」
「好きなようにするって言ったじゃん。こうやってエロエロに撫で回したいの」
薄い胸は撫で回すに限るね。揉めないから必然なんだけど、こうやって突起を手の平全体で撫でるのは巨乳相手じゃ無理。
いや、物理的には無理じゃないだろうけど、おっきいとつい揉む方に気が行っちゃうからね。
「やっ、そんな、くすぐ、ったいです」
「嫌な感じ?」
「いやじゃ、ないでひゅうっ!」
うん、直揉みもいいけど、こうやって服越しってのもセクハラっぽくていい感じ。
まだ口が辛いから乳首舐めもしんどいし、このまま胸部マッサージを続けよう。
「せんせぇ、なんか、ちくびが、きもちよくなってきました」
「こう?」
撫でるのを止めて中指で両端を素早く擦りあげる。
「そ、それ!それ、あ、ああ、ああっ!」
おお、今度は乳首だけでイキそうな感じだ。本当感じやすくていい子だなあ。感激すら覚える。
「せん、せぇ…。もう、きて、ください。これいじょう、きもちよく、されたら、こわれちゃう」
愛撫が一段落した頃、彼女はややグロッキーと化していた。
最終的には服を捲って直弄り&疲れ取れた舌愛撫のコンボで陥落。
いやあ、膨らみも小さいけど乳輪も小さい、視覚用としては文句なしの一級品を目にしたら俺も若干暴走しちゃうって。
さて、いい加減俺も彼女も下半身が凄い事になっている。相手が非処女ならこのまま速攻で挿入なんだけど、
それでも初めての子が相手ならまずは指で軽く慣らす必要があるだろう。
まずはブルマの上からそっと一本筋をなぞる。
ずちゅぅ
着衣水泳の後みたいな凄い水気混じりの音が作られる。同時にビクンッと教え子の体が痙攣する。
このままブルマ越しでもう一回イカせるのも悪くない。だがちょっとやりたい事があるので今回は脱がせる事にする。
「下着ごとまとめて脱がすけどいい?」
「はい…」
見られる事の羞恥も残っているだろうが、半分脳が麻痺してるであろう現状では俺の言うがままになっている。
まるでローション使ったかのような糸を引きつつもブルマと下着が下腹部から離れ、ホビットの幼い女性器が露になった。
うーん、ロリロリパイパンまんこ。本格的にロリコンになっちゃいそうな破壊力だなこれは。
「それじゃ、入れる前に最後の授業をしようか」
「さいごの、じゅぎょう?」
「実は宝箱の鍵穴って女の子のここと共通点があるんだ」
そう言って陰唇に隠れてる穴の入り口を軽く触る。ちなみに手マンの口実じゃなくて本当だからね。
俺がテクに自身アリって言ったのもそれが理由。だから俺に限らず高レベルの盗賊系はみんな上手だと思うよ。
「そう、なん、ですか?」
ボーっとした表情で聞いてくる。
「うん。だから今から俺は罠解除の時のように指を動かすから、体で感じた方がより分かりやすいと思うよ」
「はい…おねがいします」
うむ、任せたまえ。
てなわけで早速左手の親指でクリトリスを押さえる。
「ひっ!」
ビクンと体が跳ねる。
「鍵穴を膣の入り口に例えると、ちょうどクリトリスの位置が宝箱の上下接合部になる事が多い」
「ここを開いた瞬間に警報が作動するから、まずはここを簡単にチェックするんだよ」
「は、はいぃぃ」
刺激の強い快楽に耐えながらも授業を聞こうと必死になっている姿がまた可愛い。
ぶっちゃけそんなに真面目な授業じゃなくて、とりあえず耳に入れとけばいいか程度の話なんだけどね。
「そして入り口にちょっとだけピックを通して、まずはぐるっと一周するように鍵穴を撫で回す」
ピックの動きを指で再現。
「爆弾や石弓の矢みたいな直接ダメージ系統はこの辺に仕掛けが多いからね」
「んんっ、は、はいっ!」
「ここが問題無さそうなら、最初に女性でいうGスポットを目指すんだ。ここね」
該当箇所をグッと押し上げる。その刹那、激しく体が跳ね上がる。
「ここに毒針やガス爆弾等の毒系の起爆スイッチが仕掛けられてる事が多い。ここをチェックするんだ」
グリグリッ
「ひゃぁう!」
分からせるように何度も弄るたび、あられもない喘ぎ声が彼女の口から漏れる。
「次にブラスターやスタナー等の麻痺系の罠だけど、Gスポットの反対側のこの辺に仕掛けられる事が多い」
ぐにぐに。
該当箇所を指先でなぞる。Gスポットより刺激は薄いだろうが、それでも膣壁をなぞられて何も感じない女は少ない。
彼女も例外ではなく俺の指の動きに合わせて体が震え、柔襞が縮小する。
「あとはテレポータだけど」
「はあっ、はあっ…」
一連の指の動きでますますぐったりしてしまった。
「これ以上は無理かな」
「いえ、さいごまで、おねがい、します」
健気にもそんな事を言ってくる。なんていい子なんだ。卒業させるのが惜しくなってくる。
「うん、でもテレポータは奥深くに仕掛けられてるからね。そこまで指を入れると痛いと思うし」
Gスポットを探す時もちょっと苦しそうだったからね。比較的浅い位置にあったから数センチ程度しか入れてなかったんだけど。
「それに、奥まで入れるなら、こっちを入れたいんだ。流石にもう我慢の限界」
強い興奮状態の今なら見ても平気だろうと判断し、俺は褌越しに隆起を見せ付ける。
「あ…はい。きてください。テレポータは、先生のそれで、教えてください」
やや緊張の面持ちながら、健気にも受け入れようとする。
やばい、色んな意味で本気になりそうで怖い。
ちゅくっ
先っぽを合わせただけで一瞬出かけた。お預けしすぎて敏感になりすぎてる。
やばい、これは持ちそうにない。その方が彼女にとってはいいんだろうけど。
「ん、行くよ」
「はい、おねがいします」
十分に潤滑液で満たされているが、それでも入り口を過ぎると明らかな拒みを亀頭で感じる。
「んんっ!」
快感には遠い呻き声。やはり破瓜、それもホビットの体格では相当負担が大きいようだ。
少しづつ慎重に。それこそテレポータを解除するかのように少しづつ沈めていく。
時間を掛け、ようやく根元まで挿入しきった。結合部を見ると一筋の赤い道ができている。
「がんばったね。ここが最後のポイントだよ」
俺はキツキツの膣内で男根に力を込め、特に亀頭を膨張させる。
「くうぅっ!」
「今、奥で大きくなったでしょ。ここにテレポータの解除装置があるんだ。ここを優しくノックしてあげると」
そう言って少しだけ腰を前後させる。
「ひぐっ!」
「罠は解除されるんだけど、大丈夫?」
「だ、だいじょぶです…。とても、よくわかりました」
まさに身をもっての体験。
「それじゃ、よく理解できた優等生にごほうび」
チュッ
啄ばむような軽いキスをする。
「えへへ」
痛みを堪える表情と、嬉しそうな表情が混じっていて、それが一層情欲を刺激して硬度が増すのが自分でも分かる。
「せんせい」
「どうした?」
「ぎゅっってだきしめてください」
ああ、いちいち可愛いなあもうっ!
「お安い御用です、お嬢様」
あまり刺激しないようにそっと、両腕を背中に滑らせる。

しばらくそのまま抱き合い、たまにキスしていちゃついていた。
理由は2つ。想像以上にキツキツでちょっと動くだけで彼女が辛そうな事。
そしてちょっと動くだけで俺が達しかねない事。
「先生」
「ん?」
「わたし、先生が初めてで良かった」
こういう事言ったりしてくるんだもん。もうその度に射精耐えるの大変だったんだから。
「でも、そろそろ動いていいですよ。男の人って、精子出さないと気持ちよくないんですよね?」
「大丈夫?」
「はい。こっからは私の事を気遣わなくてもいいですよ」
それじゃあ、お言葉に甘えて。流石にそろそろ出したかったし。
「ひぐぅっ!」
引き抜く動きでも彼女は痛みに耐え、俺は射精本能に耐えていた。
駄目だ、ゆっくり動いても持たない。こうなったらこの子には悪いけど。
「ひぐっ、ぐっ、いぎっ」
抽送を早める。どうせ出るならがっつがっつ突いてすぐに終わらせる。
結果的に彼女への負担も長時間結合よりは軽いはずだ。
「せんっ、せいのっ、でてっ、はいって、いたいけど、うれしいっ」
「ああっ、俺もっ、凄い気持ちいいぞ、お前の中!」
今まで味わった事のない締め付けで扱かれ、擦れる度に性感が麻痺していくのが分かる。
本当に持ちそうにない。早めに抜き取って腹の上にでも射精しないといけないのに、限界ギリギリまでこの名器が惜しい。
あと一擦り、もう一擦りと思ってる内に頭が麻痺してくる。このまま奥に注ぎ込みたい。
それはまずい。まずいのに止まらない。責任取れるのかよ俺。
責任、責任…
取ってやる!こんな可愛い子、こんな気持ちいい子、手放すものか!
「ああ、出るぞ出るぞ。このまま中に出すぞっ!」
「きて、くだ、さい!なか、で、だし、てっ!」
あああああ駄目だ!出るっ!!
ビクビクビクッ!
びゅびゅっびゅるるっ!
「ふああっ!あっ!あっ…でて、る。せんせいが、いってるの、わかる…」
びゅびゅびゅっ!びゅぶぶりゅっ!
まだ出てる。絶頂の快感が長続きしててヤバイ。
というか冷静に考えると別の意味でヤバイ。こんだけ出したら一匹くらい卵子に届くかも。
「あの、つい中で出しちゃったけど」
「あ、妊娠ですか?」
「うん。その、いざと言う時は責任取るけど」
「大丈夫ですよ。私生理は安定してる方ですから。多分明後日辺りにまた来るんじゃないかなと」
そ、そうなの?
「あ、でも責任取ってくれるって言うし、先生の赤ちゃんなら生んでみたいかも」
冒険者の夢はどうした。
「もちろん冗談ですよ。折角修行したのに勿体無いし、それに」
「それに?」
「くのいちの勉強するなら、1回だけじゃ駄目でしょ?」
ぴくんっ
あ、またちんこ立っちゃった。
「…先生のすけべ」
まだ繋がったままだったので向こうにも気付かれた。
「君が男を揺さぶるような事を言うからだ。天然の小悪魔め」
「私レッサーデーモンじゃないですー、グレーターがいいですぅ」
なんか俺も似たような事言ってたような言ってなかったような。
「せんせい」
「ん?」
「このまま、もうちょっと抱きしめてもらってもいいですか?」
「いいよ」
処女相手なら後戯も大事だ。
でもいい加減挿しっぱもどうかと思うのでそれは抜いとく。
「痛っ!」
大きくなる前に抜くべきだったか。失敗。
あとでマディをかけておこう。明日に響くと大変だし、怪我状態で寝ると加齢しちゃうかもしれないし。

その後はしばらくまったりタイムを過ごした後、またシャワーを浴びたりブルマwith下着を手洗いしたりしていた。
これだけ追加で依頼するのもどうかと思うし、汚れの内容的にも依頼しづらい。
一通り後処理が終わったので、そろそろお暇の時間だ。
「帰っちゃうんですか?」
俺も心情的には一緒にいたいんだけどね。手続きしてないから不正宿泊扱いされかねんし、
じゃあ手続きすればいいじゃんってなるけど、そうなると一旦馬小屋を引き払わなきゃいけないから凄く面倒くさい。
「明日また会えるさ。登録手続きは丸一日掛かるだろうけど、夕方には終わるでしょ」
「あ、じゃあ明日、晩御飯一緒に食べましょう」
「おう、楽しみにしてる」
こうして、この日は別れた。
そして翌日の夕方。
俺はソワソワしていた。
「うーん、遅いなあ」
そろそろ来てもいい時間だが、まだ教え子の姿は見えない。
「ひょっとして、駄目だったのか?」
彼女の資質ならボーナス2桁は間違いないと思うんだが。どの授業もなんだかんだでソツなくこなしてたし。
あ、でも罠識別はちょっと苦手にしてたな。でも成功率を考えるとAGI12くらいの力はあるだろうし。
って12じゃ全然駄目じゃないか!
「あああ、やっぱり駄目だったのか?最低点の5点だったりしたのか?」
胃がキリキリしてきた。この後ディナーだと言うのに。
というか初めての教え子とは言え肩入れしすぎだ。やっぱり俺はあの子に…
「あ、先生。遅くなりました」
キタッ!
「すいません、まさかこんなに掛かるなんて」
「いや、いいさ。最近は希望者も増えたからその分時間が掛かるみたいだしね。それで、どうだったの?」
「あ、そうですね。実は2つ嬉しいお知らせありますけど」
「2つ?」
1つは高ボーナスだとしても、もう一つはなんだろ?
「はい、実は一日早く生理来ちゃいまして。だから妊娠はしてないですので安心してください」
ああ、なるほど。
「って生理来たのに適性検査って大丈夫だったの!?」
「はい、何とか。私元々軽い方なので」
はー、立派な子だなあ。
「それで、もう一つの吉報ってのは当然?」
「はい!私、念願の忍者になれました!」
おおっ!そうか良かった良かった。
いやあ、忍者になれるとはメデタイ。
…え?
「忍者?盗賊でなくて?」
「はい。何故かボーナスが58ポイントも貰えちゃって」
なにそれこわい。
「まさかの展開に登録所の職員も大慌てで。間違いないかの確認で偉い人までやってきて大変でした」
そりゃそうだろう。ボーナス50台なんて都市伝説レベルだぞ。
「これも先生の指導が素晴らしかったからです。本当に感謝してます!」
うーん、そうなのかなあ?
「それで、えっと、厚かましいんですけど」
「ん?」
「今までは基本的に盗賊向けの指導だったから、忍者コースの指導を改めて受けたいなって」
ああ、なるほど。忍者は忍者でまた色々覚える事もあるからね。
「それで、その、『授業料』なんですけど…」
もじもじ
ああっ、もういちいち可愛いなあこいつは!
「当方では全コース、同一報酬で業務を請け負っております」
がばっと抱きしめ、そう耳元で囁いた。
「ちなみに特別カリキュラムのくのいち専用コースと併用される事をお勧めしますが」
「でも、お高いんでしょう?」
「はい。こちらは報酬を毎晩いただきます」
「…是非、お願いします」
「ご利用、ありがとうございます」
そう言って俺は彼女にキスをした。