彼女の身体からローブを引き裂くように剥ぎ取り、彼女をぎゅっと抱きしめた。
彼女の背中の瑠璃色の鱗と、自分の腕の鱗が擦れ合って、しゃり、しゃりと金属音に近い音を立てる。
同時に、真っ白で張りのある彼女の腹部が、既に露出していた肉棒に触れた。
お互いの腹で挟み込むような形になった肉棒が、まるで別の生き物のようにびくびくと揺れた。
それから彼女が吻を近付け、舌を絡ませてこちらに強く身体を押し付ける。
そのまま二人ともスイートルームの上質なベッドに倒れ込み、彼女がこちらの身体に馬乗りする形になった。
しばらく彼女がこちらの顔を舐め回していたが、その内に顔を離し、目を細めて意地悪そうな視線を向けた。
彼女の腹の前でそそり立ち、鈴口に雫を貯めていた肉棒を、彼女は両手で掴んで扱き始める。
彼女の手はひんやりとした触感で、恐ろしく熱がこもった肉棒にとってはこそばゆく、やがて我慢するのが辛くなってきた。
指が先走りに塗れ、生臭い空気が充満し、彼女の息も次第に荒くなっていく。
彼女の股間の割れ目からも粘液が滲み、ベッドのシーツにぽたりと垂れ下がる。
すると、たちまちシーツが火でも付いたかのように煙を放ち始めた。
――ドラコン同士で子供を授かると言う話はあまり聞かない。
体質は基本的に親のドラゴンの種類に依存する。故に、親が同族のドラゴンでなければならない。
それに――そういった種が違うドラコン同士が交わるのは危険で命に関わるともとされていた。
つまり彼女と自分は本来は愛し合うべきではない――と。
そんなことはもうどうでもよかった。
彼女も耐え切れなくなったらしく、身体を持ち上げて秘部に肉棒をあてがった。
先端に刺すような痛みが軽く走ったが、構わず身を起こして彼女に体を寄せた。
そのままずぶりと、彼女の中に入り込んだ。
途端に隙間から蜜がどろどろと肉棒を伝ってベッドに染み込み、やがてベッドが溶けて骨組みであろう木が表面に露出した。
更に先走りと愛液が絡み合う場所からは、そこから炎が広がって燃え出してしまいそうな膨大な熱と煮え立つような大量の泡が噴き出し
翌日、毒ガスのような異臭に気づき部屋に駆け付けた他の冒険者によって、既に冷たくなった二人の遺体が発見された。