迷宮の闇は全てを覆い隠す。ダークゾーンでも無い箇所でも、それは健在だ。滅多に探索者も訪れぬ地下第8層……。

 「肉……肉だ……へへへ……」
 「やめ、やめて、尻を……犯しながら……喰わないでぇぇぇ! 」

 大柄な戦士が2人がかりで大腰を使い、女の尻の穴と前の穴を責めていた。僧侶と司教は女の両手を左右より封じている。
ホビットのニンジャと盗賊の兄弟が、たっぶり実った女の両の尻たぶに左右より歯を立て、容赦無く食い千切り、咀嚼する。
 迷宮の中で食料も水も尽きたならば――? 【転移】が使用出来るパーティや、比較的上層で探索を続けるパーティならば
問題は無い。すぐに帰還すれば済むことだ。が、中途半端に強くなって、尚且つ脱出手段の無いパーティーならばどうするか?
 己が生き残ることを優先する選択をするのなら、持たざる者は持っている者から当然、「奪うしかない」。

 「裸でウロウロしてるから、悪いんじゃぞ? お嬢ちゃんや?」

 女の左手を押さえていた好々爺然としたノームの僧侶が、綺麗な指を口中に含み、一息に腸詰か何かのように容赦無く噛み
千切り咀嚼する。女は痛みに絶叫を上げるが、響かない。右手を押さえるエルフの司教が【静寂・モンティノ】を唱えていたからだ。
舌なめずりしながら、揺れる胸乳に目を血走らせている。性欲からではない。純然たる食欲からだ。――あれを、早く、食いたい。

 「あ――、ぎゃあんっ!」
 
 尻穴を責める人間の戦士が、肩の肉に歯を立てた。愛撫の甘噛みなどではない、攻撃的な噛み付きだった。鍛え上げられた
はずのクノイチの皮膚に、尋常ではない顎の力で無理に歯を立て、筋肉まで到達させたのだ。必死に体を振り立て逃れようと
するクノイチだが、身動きすると戦士二人の肉杭が尻穴と姫穴により食い込み、性の快楽により、普段の力が出なくなるのだ。
 ――裸一貫であるゆえに、盗賊に媚薬効果のある香を焚かれても、防御・治療手段など全く無かったのが敗因だった。

 「大人しく食われてろや、ネェちゃん。あとでしっかり、【快癒】掛けてやるからヨォ! オラぁ!」

 姫穴を責めるもう一人の戦士が、深く下から突き入れながら、乳首を同時に咀嚼し、噛み千切る。阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
今の彼等を知る者が見たら、きっと刃を振るい『怪物』として処理するだろう。哀れな裸クノイチの悲鳴を闇に呑み込みながら、
ワードナの迷宮は今日も存在する。挑む人間達の資質を高め、そして見極める、『試練場』として。