わかめ〜
             わかめ〜

    ボザノバ〜


こんばんは、クローリングケルプです。通称、わかめです。
私は普段、海賊の砦の付近で冒険者を襲ってる訳なんですが、全然相手してくれません。
理由は私の持つ経験値の圧倒的な低さだそうです。
こないだなんて髪を逆立てて片方だけの色眼鏡をしていた人に
「経験値たったの5か。ゴミめ」
とまで言われてしまいました。その日の晩、涙で枕を濡らしました。枕無いけど。
だから決めました。冒険者共に復讐をしてやろうと。
戦おうとしないならまだしもゴミとまで言われたら黙ってはいられません。
幸い私は交友関係に恵まれています。皆に相談したところ、8体2グループ、総勢16もの大群が揃いました。
これだけいれば怖い者無しです。早速戦いを挑みましょう。
「うわっ!多すぎるぞ。逃げろ!」
逃がすものですか。しかしまわりこまれてしまった!ですよ。ゲーム違いますけど。
早速皆でフルボッコです。えいっ、3回攻撃。
「うぎゃああああ!!」
はい1人落ちた。逃げ損なった冒険者ほど楽な相手はありませんね。早速前衛3名を葬る事ができました。
「あ、あ、ああ」
おや、このパーティは後衛職全員女性だったのですね。プリーストさんにメイジさんにビショップちゃん。
しかも皆してエルフじゃないですか。ここのリーダーの趣味が良く分かるというものです。
あらあら、こんなにおびえちゃって。こう見えても私は紳士なのです。
どうでしょう皆さん。この綺麗なお嬢さん方、命まで奪う必要は無いのではないでしょうか。
カサカサッ、カサカサッ
ええ、ええ。そうですね。私達は皆紳士です。女性は大切に扱わないといけません。
確かに見逃すだけではなく、仲間を殺してしまった償いもしなきゃいけないですね。
「え?な、なに?」
ああ、そんなに怯えなくても構いませんよ。
きっと皆さんテクニシャンに違いありません。
「いやああああああ!!」
償いとして、皆さんの手でたくさん気持ちよくなってくださいね。



「やめて!そんな事しないでぇ!」
では私はビショップちゃんを。
「い、いや、こないで」
ふむ、他のお二方と比べて胸部の脂肪が少ないようで。これでは触手映えしませんなあ。
ですが大丈夫です。たとえ貧乳少女でも女性は女性。丁寧に扱いますよ。
「いやああああああああ!!」
おやおや、乳輪も小さくて可愛らしい乳首じゃないですか。軽くつついてみましょう。
「いやっ!あっ、ダメッ!!」
ほほう、中々敏感なようで。責めがいがあるというものです。
「いや、そんな、なでないでぇ」
ふむ、泣き声になるまで嫌だったのでしょうか。優しく撫でるのは喜んで貰えるかと思ったのですが。
あれ?そういえば女性は交尾の際、嫌じゃないことを嫌と言うものなのでしたっけ?
「やだぁ、やだあ。まものなのに、まものなのにい!」
ん、雨ですか?
何か今14番目の腕に水滴がぶつかったような。
気のせいでしょうか。
「やだあ、やだあ」
おや、股間をもぞらせてどうしたのでしょう。
ははあ、痒いのですね。掻いてさしあげまあしょう。
「ひゃううっ!!」
ふむ、内股の辺りですか?
「やあ、あ、ああ」
それとも付け根の辺りでしょうか。
「あ、あ、あ、あ、あ」
下着の辺りがひくひくしてるようで。きっとここが痒いのでしょう。
では表面をポリポリポリと。
「いやっ!あ、んあ、あっ!」
痒い所はございませんかお嬢様?
「ダメ!そんなとこ!いや!ああ!!」
ああ、嬉しそうな声を出して。痒かった所を掻くと気持ちいいですからねえ。
「もう、だめぇ。もういい。まものでもいいからぁ。きてっ、きてよお!」
おやおや、何が来て、なのでしょうか。
と、いい加減とぼけるのもつまらないですね。
すっかり堕ちたこの方に、私の種を注ぎ込んであげましょう。



カサカサッ
はい?どうしました我が同士。
え?我々はケルプで海藻だから、種子植物では無いので種付けはできない?

………

なんだかモチベーションが下がってしまいましたね。射精もできないのに責めても仕方ない気が。
あ、でもこの人は幼そうなので処女かもしれません。処女を奪うという意味でモチベーションを、
え?我々の紙のような細い腕じゃ破瓜は無理?

………………

で、でも処女膜というではありませんか。膜くらいなら破けるのではないですか?
え?膜と言うのは比喩で実際はただの襞だから隙間に抵抗無く滑り込むだけ?
そもそも完全にふさがってたら月経が体外に放出されない?

………………………………………………

ドサッ
「え?あ、あれ?」
何か完全に興ざめしてしまいました。
「え?お、終わりなの?こんな中途半端に終わり?」
帰りますか。この方も仲間を寺院に運ぶ時間がなくなりますし。
「な、何なのよ!せめて最後までイカせなさいよ!!」
どちらにせよこの方が処女とも思えませんし。
「男日照りの三十路だからって魔物までコケにする気!?」
海藻相手に苔とは面白い方ですね。ってあなたその容姿で30代ですか。
あれ?冒険者で30代なんて死にまくるか転職しまくるしk
「許さない!TILTOWAIT!」

クローリングケルプはしんだ

「た、助かったの?」
「ビショップちゃん?」
「うぅ、転職してレベル1になってまで若い新人パーティに潜り込んだのにぃ」
「もうヤケよ!KADORTO、KADORTO、DI&MADI!」

いきかえった!

「ほら、とっととモート狩りに行くわよ!」



同時刻 訓練所

「先輩。昨日の女性ってそんなに凄いんですか?」
「プリーストでもメイジでもマスターまで登り詰めた歴戦の強者らしい」
「両系統のスペルをマスターしたのにビショップになったんですか?」
「なんでもプリ時代は前衛やらされメイジになったら主砲扱い。頼れる姐御扱いで男が寄り付かなかったんだと」
「あー、それでか弱い乙女になれるって喜んでたんですか」
「全スペルと3桁のHPでか弱いと呼べるのか疑問だし、何より乙女って歳じゃn

せんぱいはしんだ

「せ、先輩!?おのれ、牙の教団か!?」