どうも、こんばんは。マーフィーです。
住所不定です。10Fでホームレスしています。誰も相手にしてくれません。
一階に住んでいたエリートマーフィー時代はあんなにちやほやされたのに
今では冒険者の方々が私を見かけても「ちっ、スカ(宝箱なし)かよ」と、私見るなり逃げるんです。
引っ越してからここ一年くらい殴られていません。自分の存在意義に疑問を抱き始めております。

そんな私ですが、この間ようやく自分の存在価値が証明されました。
なんと冒険者たちの簡易モーテルとして利用されたんです。
「あなたのおかげで安心してできるの」
私はあなたがたの見張りのために存在しているんじゃないんです。
「宿屋ほど安穏とせず迷宮ほど危険ではない適度なスリル」
地下一階よりも私の前のほうが安全なんですか。私はオーク以下ですか。
なめているとしか思えません。あなた方の敵は私ですよ。
なんで私を無視して自分たちで戦闘開始するんですか。
参戦しようと試みたら足蹴にされました。
私を踏み潰しながら、バカップルどもがあられもない声でわめきやがります。
「いゃ、マーフィーに見られながらなんて恥ずかしい…いつもより感じちゃう…」
何を言ってるんでしょうこの馬鹿どもが。いいから足をどけなさい。私にも参加させなさい。
「ああっ、だめ、もういっちゃうのぉおおっ!!」
バカップル昇天。私も昇天、
はしませんでした。
「またよろしくね♪」
二度と来ないでください。
「ほんとマーフィー最高!」
死にたいです。ギャグで言ってません。
バカップル対策のために他の野良マーフィーと徒党を組んでみました。
バカップルも団体で来るようになりました。余計むなしいです。
そこで、この度、モーテル利用を阻止するため強力な人の腰ぎんちゃくとなること…
もとい、強力な仲間を作ることに成功しました。







フラック「アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」




……………一階に帰りたい