<あるエルフ姉妹の冒険・ホワイトデー編>

「ふふふ…ついにホワイトデーがきたわね…エミールには悪いけど、
 プリン君の白濁汁をごちそうになろうかしら…
 ……じゃ〜ん!さあプリン君、ホワイトなお汁をた〜っぷりいただきにきたわよぅ♪」
「あ、シグルーンさんこんにちは」
「遅かったわねお姉ちゃん。ホワイトデーなら昨日終わったわよ」
「あ、あれぇ!?」
「プリン君にお姉ちゃんが悪戯しないように、カレンダーに細工したの。
 10日が2回あったの、気付かなかった?」

-----------------------------------------------
*深夜 酒場にて*

「ふふ…ねえマスター、妹が自分を追い越していくっていうのは、
 うれしいような寂しいような、複雑な気分よね」
「はいはい、それは何度も聞きました。
 もうとっくに店じまいだし、そろそろ帰ってくださいよ…」