もう数年前の話になりますが、私は夫と共にリルガミンのカント寺院を訊ねました。大司教のギズィ様にお目通りを願うためでした。
 十六で結婚して以来三年間、ほぼ毎晩励んでいたのに、私達夫婦には子がありませんでした。
今でこそ、夫に問題があったのだとわかっていますが、私に問題があるのだ、というのが当時の私達の認識でした。
夫の親、兄弟、親族から責められたのは、今となっても辛い思い出です。
 そのため、大司教のギズィ様が子宝に恵まれない夫婦に子供を授けてくださるという噂を耳にし、
それに一縷の望みを懸けて遥々、寒村からリルガミンまでを旅してきたのでした。
 大司教様へのお目通りは比較的簡単に済みました。幾許かの寄進をする際、
僧侶様に 大司教様へのお取次ぎをお願いしたところ、あっと言う間に話が纏まり、
私達夫婦は 大司教様のお部屋に通されました。
 私達が子宝を授けていただくために来たのだということをお話しすると、
大司教様は私のことをしばらく 眺めてから優しげに頷き、私達夫婦を別室へと案内しました。
その時の説明によると、子宝を授ける儀式を行うために特別な部屋に移動するとのことでした。
今にして思えばその説明は曖昧なもので、なぜあんな説明で 納得してしまったのかと我ながら驚きますが、
あの時は浮かれていて、冷静に考えることができなかったのです。
 その「特別な部屋」に通された時、その時になって、ようやく私達夫婦は不信感を抱きました。
その部屋は、特別な儀式を行うために用意された部屋とはとても思えませんでした。
なぜなら、室内には特別な台座や聖具があるわけでもなく、だだっ広い部屋の中央には大きな寝台があるのみで、
その周囲には屈強な僧兵達が数名、控えていました。
 私達夫婦は何かがおかしいということに気づきましたが、その場の雰囲気に飲まれて何も言えませんでした。
いえ、言おうとしても、そのたびに「これは儀式だから」、「こうしないと始められないから」と言い包められてしまいました。
そうして、促されるままに夫は手近な椅子に座らされて縛り付けられ、私は服を脱がされました。
理由はそれぞれ、「儀式が始まると暴れ出す夫が多いため」、「この儀式は全裸で行うのが原則であるため」というものでした。
 それでも、この時までは、まだ疑念は小さなものでした。
無知な農民ゆえに複雑な儀式を理解できないのだと、私はそういう風に自分に言い聞かせていました。
 しかし、その次に大司教様が取った行動で、そういった欺瞞は脆くも崩れ去りました。
 大司教様が服を脱ぎ出したのです。何の躊躇いもなく一糸纏わぬ、生まれたままの姿となったのです。
そして、あまりのことに呆然としている私を寝台に向かって突き飛ばし、覆い被さってきたのです。
 夫が抗議の声を上げるのを尻目に、大司教様は、私の身体をまさぐり、唇を奪いました。
 いつまで経っても子が出来ないことに業を煮やした夫の母からは「牛みたいに不恰好に膨らんで、
そのくせに乳も出ないんだからどうしようもないね!」と罵声を浴びせられた胸を鷲掴みにされ、牛の乳を搾るような手つきで揉みしだかれました。
いいえ、それだけではありません。
顔を埋められ、はしたなく硬くなってしまった乳首に、唇と舌と歯を使った咀嚼するような愛撫を加えられました。
 それまでの生涯で夫以外に許したことのなかった唇も容赦なく奪われました。
必死に顔を背けようとはしたのですが、大司教様はそれを許さず、強引に唇を合わせてきました。
それでも私は唇を閉ざして抵抗しました。しかし、長くは続きませんでした。
唇を這い回るぬめぬめとした肉厚の舌が、唇の合わせ目から滑り込み、私の口内を蹂躙しました。
舌を絡め取られ、口内を舐め回され、ねっとりとした唾液が流し込まれる内に、私の口からは力が抜けていきました。
 そして、大司教様の手は私の大切な所にも及びました。脚を開かされ、「そこ」を指で押し開かれて覗き込まれました。
私の敏感な部分を指先で摩擦しながら、
「もうこんなに濡れて……いやらしい身体だ」、
「夫のある身でありながら、まるで生娘のように綺麗ですね」、
「実に具合がよさそうです。旦那さんはこれをずっと独占してきたのですね」
などと私の羞恥心を刺激する言葉を口にしました。
 それだけではありません。
緻密に動く指先で散々に私自身を嬲った後、あろうことか、大司教様は私の股間に顔を埋めました。
そうしてそのまま、熱く蠢く舌で私自身を責め始めたのです。
大司教様は、
「やはり若い娘の愛液はいい」、
「これは甘露ですね」
と、聞こえよがしに言いながら、音を立てて啜り上げました。
 大司教様の愛撫はとても巧みでした。
いつしか私はすっかり身体から力を抜いており、気づけば 大司教様の愛撫の手に身体を反応させ、甘い吐息を漏らしていたのです。
夫以外の手で身体を触られている、そして何より夫が見ているのだということも忘れ、
ただ身体を這い回る手と舌の刺激を甘受していました。
抵抗しなければと思いつつも身体が全く言うことを聞いてはくれず、遂には軽く気をやってしまいました。
 しかも、大司教様は愛撫が巧みなだけではありませんでした。男性自身の方も尋常のものではありませんでした。
軽い絶頂を迎えた後、気づくと私の顔の前に大司教様自身が突き出されていました。
 大司教様のものは、夫のそれよりも一回りも二回りも大きく、そして硬く、熱いものでした。
とても淫らな色をしていて、生々しく脈打っていました。また、その下についている子種袋もとても大きなものでした。
夫のそれの数倍も大きいそれは膨れ上がり、中に濃厚な子種が溜まっていることを示していました。
 私も女ですから、逞しい男性自身を目にして、浅ましい欲望を覚えてしまいました。
散々に嬲られ、濡れそぼった股間が疼き出したのがわかりました。
 大司教様は、逞しいものへの奉仕を私に命じました。
私は促されるままにそれを握り、舌を這わせ、銜え込み、子種袋を撫で、刺激し、半ば自発的に奉仕を加えました。
逞しいものに奉仕しているというその事実に私は興奮し、大きく熱く硬いそれに触れるたびに股間は熱くなりました。
 しばらく奉仕を続けた後、私は大司教様の膝の上に座らされました。
背中を大司教様に預け、大きく脚を開かされた私の目の前には、椅子に縛り付けられた夫の姿がありました。
 夫の顔は涙と涎に塗れ、悲痛に歪んでいました。「お願いだからもうやめてくれ」とひたすらに叫んでいました。
 大司教様は夫のその様子を嘲笑うような表情を浮かべると、大きく開かされた私の股間に手を添え、
私自身が持て余している大きな胸に手を回し、それぞれに巧みで激しい愛撫を加え始めました。
最早、声を抑えようという心もなくなってしまった私は、与えられる刺激に反応するだけでした。
 大司教様は夫に対して、
「奥さんのここ、もうびしょびしょになっていますよ」、
「これほど大きくて柔らかい胸の持ち主はそうそういるものではありませんよ」、
「旦那さんの前だというのにこんなに悶えて……まあ、これだけいやらしい身体をしているのですから、無理もありませんね」
などと、私の羞恥心を煽り、夫の心を傷つけるような発言を繰り返しました。
 そうして執拗な愛撫を終えた後、大司教様がそのままの体勢で私自身に逞しいそれを宛がいました。
大司教様は「これから旦那さん以外のものが入りますよ」と私の耳たぶを甘噛みしながら囁きかけてきました。
私が今更ながらにそれが意味することを思い出し、力の入らない身体で逃れようとすると、それを待っていたかのように
私の中に押し入ってきました。
 大司教様のものが夫など問題にならないほどに逞しいということはわかっていましたが、見るのと実際に受け容れるのは大違いでした。
夫のものなど比較にならないほどに逞しいものが私の中を押し広げ、いい所もそうでない所も一絡げに擦り上げ、中を隙間なく満たしました。
恥ずかしながら、中に入れられただけで私ははしたなく声を上げ、苦悶する夫の目の前であるにも関わらず、気をやってしまいました。
 それから、地獄のように甘美な時間が始まりました。
大司教様は結合部を夫に突きつけるようにしながら、巧みな腰遣いで私の中を執拗に突き回しました。
激しく、しかし巧みな突きに、私は翻弄されました。
 その交わりは夫の数倍、数十倍もの時間にわたって続きました。
 その間、大司教様は
「私のものと旦那さんのものはどちらが立派ですか」、
「どちらの方が美味しいですか」などと、
悲痛な声を上げ、狂ったように私の名を叫び続けている夫の前で問いかけてきたのです。
 私はその時既に、まるで魔法にでもかかったかのように意識が朦朧としていたのでしたが、
その問いによって自分が人の妻であることを思い出しました。
しかし霞がかった意識は、そのことで私を正気に戻すようなことはなく、むしろその事実すらも欲情の原動力としてしまいました。
 私はどの問いに対しても正直に答えてしまいました。
 質問の答えは常に「大司教様」でした。
私は夫の目の前で、あらゆる点において大司教様が夫よりも男性として優れているのだということを答えさせられました。「大司教様の方が大きくて逞しいです」、
「大司教様の方が上手です」と、私は咽び泣きながら答えました。
 そしていよいよ、決定的な瞬間が訪れました。
もう何度気をやったかわからないくらいに快楽に翻弄された私の耳元で、
大司教様が小さく「そろそろ出ますよ」と囁いてきたのです。
その時、私は今こうして振り返ってみても全く不思議としか思えないくらいに、意識が鮮明になり、気持ちが正常になりました。
 恐らく、夫に対する愛情が、土壇場になって私の心を動かしたのでしょう。
私は我武者羅に抵抗し、何とかしてその結末を避けようとしました。
 ですが、駄目でした。
快楽で脱力していた上に大司教様の腕でがっちりと身体を固定されていたので、
私の動きは大司教様が気をやるのを早める結果にしかなりませんでした。
 大司教様は夫に向かって「今から貴方の奥さんに出しますよ」と大きな声で言い、
その次の瞬間には身体を大きく震わせ、私の身体の一番奥を目指すかのように深く突き入れ、大量の子種を中に注ぎ込んできました。
脈打つ巨大なものの感触と、注ぎ込まれる熱い液体の感触に、私は絶望感を味わいながらも、
これまでに感じたことがないほどの快感を覚えていました。
 夫はどこにそれだけの力があったのかというほどに暴れ出し、喚き散らしていましたが、それもどこか
遠くの世界の出来事であるかのように、私には思えました。
もう、意識が朦朧として、全てが夢心地だったのです。

 長い長い射精を終えた後、大司教様が私の中から力を失ったものを引き抜きました。
視界の隅にちらりと映ったそれは、力を失って萎れているにも関わらず、完全に欲情を露わにした夫のそれに匹敵する
大きさがありました。
こんなものを受け容れていたのかと思った瞬間、それが与えてくれた快楽を思い出して身震いしました。
 すっかり大司教様の形と大きさを覚え込まされた私の女性自身はだらしなく口を開け、
注ぎ込まれたものが私の呼吸に合わせて溢れ出ているのがわかりました。
その際、もう夫のものでは満足できない身体になってしまったのだと、
まるで他人事のような気分で私は理解し、大切なものを失ってしまったことに気づきました。
しかし、麻痺しかけた理性は、慈悲深いことにそのことの深刻さを私に気づかせませんでした。
私はただ、ぼんやりと目を開いて寝転がっていただけでした。
 大司教様は私の股間に手を当てて口を開かせ、
最早、声すらも出なくなったのか、悲痛そうに顔を歪めるだけの夫に向かって
「あまりにも心地よかったので、こんなに出してしまいました」と言い放ちました。
 そして、
「おっと、折角の子種が零れてしまいましたね。また注ぎ直さなくては」
と言ったかと思うと、 再び私に覆い被さってきました。
今度は愛撫もなく、白濁した子種に塗れた女性自身に宛がうと、無造作に私の中に押し入ってきました。
すっかり形と大きさを覚えてしまった私の中は、突然の侵入にも全く動じることなく、
私自身が覚え込んだ最も気持ちのいい受け容れ方で大司教様を包み込みました。
 私はもうほとんど理性が麻痺していたので、ただ快楽の声を上げるのみでした。
大司教様が体重をかけて深く深く私の身体の奥深くを抉った時などは、それから少しの間の記憶が途切れるほどの激しい快感に襲われました。
 もうその時点で私の心から夫への思いを消え去りました。
心で誓った愛は何物にも勝るという方も世の中にはおられることでしょうが、
しかし、私の場合のそれは、肉がもたらす快楽を否定できるほど強いものではなかったのです。
私は与えられる快楽を享受し、圧し掛かる大司教様の背中と腰に手足を絡め、自ら求めて唇を押し付け、
欲望の赴くままに腰を押し付けるだけの、浅ましい女に成り下がってしまったのでした。
 脚を開いて大司教様を迎え入れました。犬のように這って大司教様にお尻を押し付けました。
大司教様の上に跨って腰を振りました。他にも色々な姿勢で大司教様の男性自身がもたらす快楽に溺れました。
 そのまま、一体何回、何十回子種を注ぎ込まれたことでしょう。一体何十回、何百回気をやったことでしょう。
私は一突きごとに奥から白濁した液体が溢れ出てくるほどに子種を注ぎ込まれ、
最早まともな思考もできなくなるほどに気をやってしまいました。

 それでも私は際限なく快楽を求め続け、気づけば「カドルト神の名において、人間の妻であることをやめ、
神の代理人たる者の欲望を鎮める女となる」という誓いを立てさせられていました。
それが何を意味する誓いなのか頭では理解していましたが、もう私にはどうでもいいことだったのです。
いつの間にか夫がどこかに連れて行かれてそのまま戻って来ませんでしたが、それも私にはどうでもいいことでした。
 その時既に、私は大司教様の欲望を引き受ける女となっていましたから、もう人間の夫などはどうでもよくなっていたのです。
いいえ。そんなことは単なる建前に過ぎません。私は大司教様が与えてくださる快楽の虜となっていただけなのです。
 散々に子種を注ぎ込まれた後、ようやく私の中から男性自身が引き抜かれました。
完全に開ききったそこからは、まさに「溢れる」という勢いで白濁した大量の液体が零れ出しました。
ここまでくるともう現実の出来事とは思えず、これだけ注げば子宝を授かれるだろうと、他人事のように思いました。
 股間から溢れ出した液体を呆然と眺めていると、私の顔に大司教様のものが押し付けられました。
すっかり力を失ったそれは男と女の身体から湧き出た体液に塗れており、何とも言えない生々しい臭いを放っていました。
 大司教様は「口を使って綺麗にしなさい。中に残っている分も吸い出すのですよ」と私に命じました。
 私は言われるがままに大きなものを手に取り、丹念に奉仕しました。
それを入念に舐め回し、口を付けて中に残った子種を啜り上げるばかりでなく、大きく張った子種袋を頬張って清めることまでしました。
 そして、再び力を取り戻したそれを口を使って丹念に愛撫し、
口内に吐き出された噎せ返るほどに 濃厚な子種を飲み干したところで、その日は終わりました。
「また明日、ここにくるように」と言い残して大司教様が部屋を出て行くのを、私は霞む視界の中で見送りました。

           *           *           *

 私が大司教様のものとなってから数ヶ月が過ぎた頃のことです。
 肌が透けて見えるほどに薄い、娼婦が纏うような衣のみを纏い、私はいつものように「儀式の部屋」に入りました。
私の趣味ではありません。これ以外の服を与えて貰えなかったのです。
もともとの服は、最初の日、命じられた通りに身体の隅から隅までを洗い清めている間に捨てられてしまいました。
 部屋には屈強の僧兵達に守られた大司教様が、一糸纏わぬ姿となって寝台の上で待っていました。
昨日と同じく、その男性自身は女の股間を熱くするほどに雄々しくそそり立っていました。
私はそれを目にした瞬間、股間から何かが流れ出るのを自覚しました。
 私は誰に言われることもなく自然に寝台に侍り、大司教様の股間に顔を埋め、心を込めて奉仕しました。
逞しい男性自身は私の口の中に入りきりませんでしたが、その分、舌と唇、手指を最大限に使って、丹念に奉仕しました。
大司教様が「もういい」と言うまで続けました。
 口のよる奉仕が終わった後、大司教様は「こちらに向かって尻を出しなさい」と言いました。
私はまた後ろから突いて貰えるのだと思い、嬉々としてそれに従いました。
四つん這いになってお尻を突き出し、快楽を待ち侘びて口を開き、
いやらしい液体を滴らせている私自身を大司教様に見せておねだりをしました。
 しかし、この日、大司教様が望んでいたのは私自身ではありませんでした。
この時の大司教様の欲望はそちらではなく、私のお尻の穴に向けられていたのでした。
 大司教様は期待に震える私のお尻に手をかけると、左右に割り開きました。
そのまま、じっと私のお尻を見ていました。
お尻の穴を見られている。私はそう直感しました。
まだ残っていた羞恥心から、私は何とか視線から逃れるべく
身を捩りましたが、大司教様はそれを許してくださいませんでした。
私を押さえつけながら、
「少し毛深いですね。でも色は子供のように綺麗ですよ」、
「ちゃんと身を清めたようですね。臭いもそれほど酷くありません」などと、
大司教様は一々羞恥を煽るようなことを囁いてきました。
そのたびに私は身を震わせましたが、身体は正直なもので、
見られているという事実に興奮し、私自身から浅ましい液体を滴らせていました。
 しばらくそうして言葉による責めが続きましたが、やがて、おぞましくも心地よい、地獄の責めが始まりました。
 大司教様は僧兵達に命じて、私の身体を四つん這いにしたままで床に拘束させてから、
部屋の隅から何かの道具を持ってこさせました。

 一体何をされるのかと私が恐怖半分、期待半分に待っていると、大司教様が道具を私に見せ、その使い方を説明し始めました。
「これは浣腸器と言って、肛門から液体を注入し、排泄を促す道具なのです」
という説明を聞いて私は絶句し、何とかやめてくれるように懇願しました。
 しかし無駄でした。大司教様は暴れる私のお尻を僧兵に押さえつけさせると、お尻の穴にその筒の細い先端部を差し込みました。
 何か細いものが差し込まれたのが、感覚的にわかりました。
外に出すための穴に何かを入れられるというのは初めてのことで、その何とも言いがたい感覚に私は身震いしました。
 大司教様が「では行きますよ。力を抜くのですよ」と言った瞬間、お腹の中に生ぬるい液体が入り込んできました。
最初は異様な感覚に身震いし、嫌悪感があっただけでしたが、
注入される量が増えてくるにつれて、次第に息が苦しくなり、お腹が痛くなってきました。
もう私は早く終わってくれることのみをひたすらに願い、耐えるだけでした。
 しばらくして、お尻から浣腸器が抜かれました。中身を全て注ぎ終えたようでした。
私は込み上げてきた激しい便意に涙し、早く拘束を解いてトイレに行かせてくれるように大司教様にお願いしました。
大司教様や僧兵達に見られながらの排泄など、私には到底堪えられるものではありませんでした。
想像するだけでも堪えられません。
 ですが、それは許して貰えませんでした。
それどころか、大司教様は私のお尻を割り開き、お腹を押し、排泄を促してきました。
それだけではありません。耳元で「尻から力を抜いたら出てしまいますよ」と囁き、 私の羞恥心を煽ってきたのです。
私は涙を流して苦痛と屈辱に耐え続けました。
力が緩むたびにはしたない音を立てて空気が漏れ出ましたが、
私は私に残された数少ない尊厳を守るべく、必死になってお尻の穴を閉じ続けました。
 しかし、いつまでも堪え続けられるものではありませんでした。
ふとした拍子にお尻の力が緩んでしまい、はしたない音と共に中の汚物が噴き出してしまったのです。
 一端勢いがつくともう止まってはくれませんでした。
お尻から大量の汚物を噴き出している姿を人に見られているという屈辱に、私は声を上げて泣きじゃくりました。
実際にはそれほどでもないのでしょうが、私にはその恥ずかしい時間が堪らなく長いものであるように思えました。

 そんなことを何度か繰り返し、出てくる液体が限りなく透明なものとなった頃、ようやく私の拘束は解かれました。
しかし、もう私は屈辱と苦痛と疲労から身体に力が入らず、身を起こすことすらできませんでした。
 大司教様の呪文で体力を回復させられた後、私は寝台の上に這わされ、お尻を突き出させられました。
今度はどのような辱めを受けるのかと思って身を硬くしていたところ、大司教様が私のお尻に顔を埋めてきました。
 困惑しつつも、反射的に逃れようとしました。
しかし大司教様はそれを許さず、私のお尻を押さえつけたまま、 肉厚の舌先をお尻の穴の中に潜り込ませてきました。
私は初めて味わう感覚に身震いし、 排泄のための場所を愛撫されているという背徳的な事実に恐怖にも似た快感を覚えました。
 それでも、最初の内は頭を振り、腰をくねらせ、何とかして逃れようとしました。
快楽よりも恐怖と嫌悪が勝っていたのです。
 しかし、執拗に続いた舌の責めによって、すっかりお尻の穴がふやけてしまった頃には、
自ら求めてお尻を大司教様に押し付けるまでになっていました。
 舌の次は指でした。すっかり柔らかくなったお尻の穴に指が根元まで突き立てられました。
そのまま何度も抜き差しされ、掻き混ぜられ、私のお尻の穴は解されていきました。
その異様な感覚は馴染むまで時間がかかりましたが、慣れてしまうと大変に心地よく、癖になってしまいました。
突き立てられる指が増え、中での動きが複雑さを増せば増すほどに、快楽は大きくなっていきました。
 実際に目にしたわけではありませんでしたが、感覚的に、自分のお尻の穴がすっかり拡げられてしまったことがわかりました。
大司教様は「そろそろいいでしょう」と言うと、私のお尻の穴に何かぬるぬるとしたものを塗りつけ、
同じく何かぬるぬるとしたものに濡れ光った逞しい男性自身を宛がってきました。
 私のお尻を掴んだ大司教様に「では力を抜くように」と言われ、
私がその通りにしたところ、非常に大きくて硬く、熱いものが私のお尻の穴に押し入ってきました。
散々に解されていたためか痛みはほとんどなく、むしろ押し広げられる快感すら覚えました。
 逞しいものが少しずつ押し入り、身体の奥底を押し広げてくる感覚は息苦しいほどの圧迫感が生じましたが、
そんなものはお尻の穴を掻き混ぜられる快楽に比べれば微々たるものでした。
 大司教様は、私の中に根元まで突き入れると、小刻みに身体を揺すり始めました。
その速さ、動きが少しずつ大きくなっていき、それと比例して私の快感も高まっていきました。
気づけば私は高らかな嬌声を上げ、大司教様にお尻を押し付け、刺し貫いてくる逞しいものを締め付け、快楽を貪っていました。
 大司教様は何度も何度も私のお腹の中に子種を吐き出しました。
何度出しても全くその硬さは衰えず、私が何度気をやろうとも決して許してはくれず、延々と私のお尻を犯し続けてきました。
 結局、大司教様が何度私のお尻の中で気をやったかはわかりませんでした。
数えきれないほどの回数、大司教様は私のお尻の中で子種を放ったのです。
ただ、それが十回や二十回ではないというのだけはわかります。
満足した様子の大司教様が私のお尻から逞しいものを抜いた瞬間、浣腸をされた時に迫る量の白濁液が物凄い勢いで噴き出してきたからです。
それまで自分のお尻の穴を犯していた大司教様自身を口一杯に頬張って清めながら、
私は、自分が完全に大司教様のものとなってしまったのだという事実を思い知らされました。

 大司教様が部屋を出て行った後、私は泣き出してしまいました。なぜだかはわかりません。
しかし、理由もわからないまま、私は泣き続けました。
もしかしたら、最早出会うこともないであろう夫への想いが、僅かなりとも心の中に残っていたのかもしれません。


 ですが、今となってはそのようなことは全くありません。
 私の心の中から、かつての夫のことは完全に消え去りました。
 今の私は大司教様のために肉体を捧げる女の一人に過ぎません。
 今の私は、大司教様の情欲をこの身で受け止め、大司教様のお子を産み続ける女の一人に過ぎません。
 私はそれでいいのです。