「あらあら〜?
 ここは何処なのでしょ〜?」
迷宮の奥底で、いかにも頭の温かそうな声が響く。
「あら〜?…そういえば一緒にパーティを組んでいた人達は何処に行ったのでしょう…?」
「みなさ〜ん、何処ですか〜?」
声の主、―18歳くらいのエルフの娘の呑気な声が鳴り響く。
ここが、屈強で凶暴な魔物がいる場所という自覚があるのだろうか…
実はこの娘がこんな所で一人ぼっちなのは、ある意味この緊張感のなさ、天然さが原因なのである。
一ヶ月前は、司祭でありながら勝手に宝箱を開けて毒ガスをパーティに浴びせ
一週間前は、落とし穴の上でキャンプをしようとテントを張ろうとし、パーティは落っこちて遭難しかけ
昨日はうっかり村正のSPを引き出してしまった。しかも、三本。
そんな冒険者が一人でこんな所にいる理由は一つ…
つまり彼女は厄介払いされたのだ。
眠っている間に迷宮の奥深くに置き去りにされたのである。
「困りましたね〜…みなさん何処に行ってしまったのでしょ〜…」
―ザワッ
嫌な気配がする…娘の背後には、迷宮の暗闇に紛れつつ、確かに『何かの』影が迫っていた…
「―ッ!?」
呑気で天然な娘でも、冒険者のはしくれ…その強大な力の気配に気付かない訳は無い…。
「…だ、だだ誰で…すすっ?…」
娘の声には、先ほどまでの呑気な雰囲気は無かった…永遠の闇が支配する迷宮の中…見えない強大な何かに震えた、情けない、うわずった声だった。
―娘には解った…姿も、その影すらも見えないが、それが伝説の魔獣である事が…。
「ミ…ミルワ!」
怖いもの見たさ…そんな感情だったのかもしれない…

薄い、魔法の灯りがゆっくりと辺りを照らし出す…
そして…娘の目線の先に、強靭な肉体を持つ魔獣《グレーターデーモン》の姿が足元から少しずつ映し出される…
―見なければ良かった…
そんな事を思っている暇は無かった…
こちらに見えると言う事は、魔獣の方も視覚できるという事だ…
顔立ちに多少の幼さを残しつつ、ローブがはち切れん程の乳房と白い肌を持つ美しいエルフの娘の姿が…
娘のその姿と怯えた顔は、魔獣の性欲を興奮させるのに十分だった…。
「…えッ!?」
娘は目を疑った。
魔獣の下半身に、極太の棒があったのだ。
娘の背丈くらいの棒が…
「う…そ…」
肉棒が…そこには、150〜160cm程の肉の棒が存在した…。
「グアアァァッ!!」
興奮した魔獣・グレーターデーモンが、ついに娘に迫る…
発狂した娘はよつんばいになって魔獣に背を向け、逃げようとしながら叫ぶ、しかし
「い、嫌ッ!いやですぅぅ〜!!…み、みなさ〜ん!助けて下さいぃぃッ!!嫌ァァッ!!!」
置き去りにされた娘を助けようとする者など、気配すらも存在しなかった。
魔獣の肉棒の先端が、娘の尻の穴を捕えた。
―…ズッ!!
「ヒッ…!…ッ!?」
魔獣は先端だけで、娘の尻の穴を埋めつくした。
「うっ…くうぅう…苦…しいで…す…や…め、て…」
魔獣は娘の声と尻の出血など気にも止めず、根本まで挿入しようと肉棒を更に突き刺す…
「い…痛…い…け、けど…イっちゃ…う…私…イっちゃいますうぅぅぅッ!!」
魔獣のカウパーには媚薬の効果があった。
娘の痛みの感情は、全て、快楽が上回る形になってしまったのだ。
「ひあッ!?…ら、らめえぇぇ〜!!」
娘は絶頂を迎えた。魔獣にとっては、始まりの辺りで…
先ほども言ったが、魔獣は娘の尻から、自分の肉棒を《根本》まで挿入しようとしている…それはどういう意味か…解るはずだ。
「…ッア!?!…あ゛ぁ゛ぁ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛!!!」
―ブツッ…ミチッ…グチ…グチャ…
ピストン運動等はせず、ひたすら前へ、前へと押し進む魔獣のそれは、娘の内臓を潰しながら前方にある唯一の出口を目指し続ける…反射で締め付けて来る尻の抵抗など、取るに足らないものだった…
「お゛ぉ゛ぉ゛ッ!?…グッ…げぇぇええッ!!!」

―ブバアァァァッ!!
ついに肉棒は出口に行き着いた。
…娘の尻から口内にかけて、貫通したのだ。
「…………」
娘は既に息絶えていた。
魔獣はそんな事には構わず、根本まで挿入したのを確認すると、
ピストン運動を始めた。
娘の死骸がガクガクと動く…
そして、硬直した身体を魔獣の更なる勃起が押し広げる…
「グオォォォオッ!!!」
―射精。娘だったものの口から、まるで噴水のように白濁液が噴出していく…
「やれやれ…派手にやったな…」
魔獣に対して威圧的な態度で、一人の男が話しかける…
「せっかくそんないい女を格安で買い取ったのに…殺すんなら、もっとイジってからゆっくりと首をへし折って殺せと言っておいただろう?」
この男《魔獣を召喚した者》は、続ける
「あ〜あ、せっかくの巨乳が…まぁ、呪文で復活させればいいけどな…っと、そうだ」
男は、何か思いついたように娘の乳首やクリトリスに小さな針を刺した。
「死なない程度の毒だから、安心しな…」
男は笑みを浮かべながら復活の呪文を詠唱する…
「生き返ったら…地獄だぜ…」
呪文の詠唱が進むごとに血の気を取り戻して行く娘が、針に仕込まれた毒に無意識の内に苦悶の表情を浮かべる…
魔獣はまた、そそりたって来る自分の分身を、娘に近づける…
「いいな?…今度は、じっくりと殺るんだぜ?」
男と魔獣の笑い声が迷宮の奥底に響いた……