もう快楽を求める以外の思考ができなくなったくノ一に陰茎を舐めさせながら、私は転がる骸に目を遣った。
最初に視界に入ったのは、腹部に穴が開き、そこに乾きかけの血がこびりついた安物の鎧を纏うドワーフの侍だった。
丁度いい。この女にするとしよう。
「舐めるのはもういい」
「あっ、そんなぁ…ひっ、あぁぁぁっ…やぁっ、そん、っ、あっ、いきなりぃ…っ…!」
涎を垂らして私の股間に顔を埋めていたくノ一を抱え上げ、最早永遠に乾くことのない小さな陰門を一息に貫く。
開発され尽くしたくノ一の肉体はただのそれだけで愛液を撒き散らし、軽い絶頂に達した。
使い込んだせいで娼婦のように柔らかくなってしまった肉壁が、しかしまるで無垢な処女のような硬さで陰茎を締め上げてくる。
「奉仕しろ」
「あっ、ひぃっ、はぁっ、はぁいぃっ…!」
自分で捉まって自分で尻を振るように命じ、私はくノ一を貫いたまま立ち上がった。
わざと勢いをつけて立ち上がってやったため、すっかり柔らかくなった肉を割って陰茎が狭い内部を最奥まで満たす。
再び急激に締め付けられた。また達したのだ。滴る愛液が私の脚を汚していく。後で舌で清めさせることにしよう。
最早、くノ一の肉体には一切の尊厳もなく、ただ私の陰茎を受け入れ、
快楽を貪るためだけのものに堕したのだということを再確認しつつ、
私は仰向けに安置した侍の屍に近づき、横に腰を下ろした。
「お前は奉仕を続けていろ」
「ふぁっ、ふぁぁぁっ、いぃひぃっ、いぃですぅっっ!」
私の言葉が聞こえているのかいないのか、くノ一は催眠状態の巫女のような忘我の表情で腰を振り続けている。
私は陰茎を中心に発生するむず痒い快楽を精神集中の一助としつつ、カドルトの詠唱を始めた。
* * *
「……ぅん…私は…………確か、奴に刺されて……なっ、なっ……!」
私の施術が失敗するはずもなく、侍は灰になるようなこともなく無事に蘇った。
上体を起こし、恐らくは致命傷になったのだろう腹部の穴に手を遣って確かめていた侍は、自分が置かれている状況を
確認するためか周囲を見回し始めたが、私と、対面座位で私に貫かれるくノ一を見た途端、目を見開いて硬直した。
「お前の仲間の味は絶品だぞ」
「ふぁっ、あぁっ、ぃっ、くぁぁっ!」
私達を凝視する侍の顔が、見る見る内に紅潮していく。
「なっ、何だ、貴様は……私の、私の仲間に何をしている!」
私が笑いかけてやると、どうやら侍は今の状況を限りなく正解に近い形で理解したようで、
怒声を上げて立ち上がろうとすると同時に、腰に佩いた長剣に手をかけた。
しかし、所詮は駆け出しの侍だ。私の不意を打つほどの速度も技倆を持っているはずもない。
「くそっ、離せっ!」
あさましく快楽を貪るくノ一を突き上げるついでに手を伸ばし、抜き放とうとするその手ごと
長剣を押さえつけ、立ち上がろうとする動きを封じ込めた。
「無駄だ。諦めろ。お前ももう逃げられない」
「離せっ、離れろっ!」
更に片方の手で殴りかかってこようとするのを手首を掴んで押し留め、私は侍を完全に拘束した。
身を捩って逃れようとするが、膂力でも技倆でも、まだまだ私には及ばない。
私は下半身でくノ一の相手をしつつ、余裕をもって侍の抵抗を封じ込めた。
「うるさいぞ。少し大人しくしろ」
そうして押さえている内に、私はこの女を手懐けるためのいい手段をふと思いついた。
そのためにはまず、抵抗を封じなければならないので、私は侍の両手首を掴む手に力を込めた。
「ぐぁ、ぁっ……!」
苦痛に顔を歪めた侍は、必死の動きで私の手を振り解こうともがいている。
その気になればオークの頭を容易く握り潰せる私の握力を以ってすれば、このまま腕を握り潰してやることもできたが、
別にこの侍を不具者にしてやろうというつもりはないので加減はしておく。
「我々の間にはどうやら誤解があるようだから、まずそれを解くとしようではないか」
込める力を骨を握り砕く寸前に留めて、私は苦悶する侍にゆっくりと語りかけた。
「ぐっ、うぅっ……」
「大人しく話を聞くと、お前の刀に……いや、剣にかけて誓うのならば、この手を離してやる」
私は歯を食い縛って苦痛に耐える様子に嗜虐心を刺激され、骨の形をなぞるように手首を捏ね繰り回した。
「くっ、わ、わかった…………誓うから手を離せ……!」
大の男でも恥も外聞もなく泣き喚いて助けを請うほどの激痛に苛まれながらも、涙一つ流さず、悲鳴一つ流さない。
私はこの気丈な侍の心をへし折り、打ち砕き、情けなく泣き喚かせてやりたくなった。
手を離すと同時に侍は顔を顰め、私の手の形に鬱血した手首をさすり始めた。
「お前は私がこの娘を凌辱したと思っているのだろう?」
そんな内心をおくびにも出さず、私は教会で信徒の告解を聞く時のような口調で問いかけた。
「そうだ……そうではないか!今も、今も、そうして……辱めているでは、ないか!」
侍は怒鳴り散らした。その哀れみに満ちた視線は、先ほどからずっと私の腰に脚を絡めて
腰を振っているくノ一へと、その憎しみに満ちた視線は、先ほどからずっとくノ一を貫いている私へと、
それぞれ向けられている。
「それが勘違いだと言うのだ。この娘は、自分の意志で私の奴隷となったのだ」
「ど、奴隷だと!?」
「そうだ。奴隷だ。この娘は、お前達を助けるために、
私がお前達にカドルトの儀式を行う代償に、自ら進んで私の奴隷となったのだ」
私は別に嘘は言っていない。たとえ実質的にそれ以外の選択肢を用意してやらなかったからだとはいえ、
最終的に決断を下したのはくノ一本人だ。私はただ全てを語っていないだけだった。
「う、嘘だ……貴様が無理矢理辱めたに決まっている!」
「何を言う?自分から男の腰に脚を絡めてしがみつき、獣のように尻を振って淫らな声を上げ、
浅ましく快楽を貪るこの様子を見てなお、私が無理強いしたと言うつもりか?」
「そうだ!貴様が怪しげな呪文や薬でも使ったに決まっている!」
ドワーフといえば信仰心ばかりが強い愚か者揃いと言うが、
流石に魔術師としての側面も持つ侍というだけあって、このドワーフの女は頭がよく、勘が鋭い。
「ならば本人に訊いてみるがいい。それが最も確実だ。そら、お前の口から真実を聞かせてやれ」
「くぁっ、そ、そうで、ですぅぅっ、わ、たし、ぃ、は、し、幸せ、ですぅっ……!ひぁぁっ、ひぃ、んっ、いぃぃっ……!」
ほとんど正気をなくしたような表情で喘ぎながら答えるくノ一に、侍の表情が蒼白なものへと変わっていく。
「な、んだと……?」
「あっ、あっ、ひゃんっ…あっ、いひぁぁっ、ぁぁぁっ……!」
私は腰に脚を絡めてくるくノ一の尻を軽く浮かせ、陰茎を深く捻じり込むようにその身体を反転させた。
その急激な動きによる刺激に耐え切れず、背筋を反らして絶頂を迎えたくノ一と、
目の前の現実を拒絶するような表情を浮かべた侍とが向かい合った。
「……これが真実だ。これが事実だ。これが現実だ」
「あっ、あっ、出てるぅ……出てますぅ……たくさぁん……ふぁぁぁ……」
最早、私以外は目に映らず、私の声以外は耳に入らず、私がもたらす快楽を享受し、
私に対して最大限の奉仕をする以外の一切を放棄した奴隷の胎内に精を注ぎ込む様を、
怒りと憎しみと悲しみに顔を歪める侍に対して見せ付けるように結合部を突き出して、私は笑った。
「どうだ、これでわかっただろう。この娘は、進んで奴隷となったのだ」
「はひぅっ……」
私がそう願わない限りは決して力を失うことのない陰茎を引き抜き、くノ一を床に転がす。
全身を断続的に震わせ、大股開きになってぐったりと横たわるくノ一の股間からは泡立った精液が音を立てて零れ出し、
尻の谷間から覗く肛門が空白を満たすものを求めるかのように小刻みに収縮しているが、
既に私の興味はこの穴から目の前の侍へと移っている。
「次はお前を愛でてやろう」
私はいきり立った陰茎を見せ付けるように仁王立ちし、へたり込む侍に向かって宣言した。
「ふ、ふざけるなっ、なぜ、私が!」
羞恥と怒りとで顔を紅潮させて怒号する侍は、私の股間とくノ一の股間とに交互に視線を送っていた。
目の前で濃密な交わりを見せてやった甲斐あって、この侍も性的な興奮を覚えているようだった。
「お前が私の奴隷にならないのであれば、残りの仲間は助けない」
死せる仲間を人質とするこの手法は、誰かが死んでいる限り確実に通用する。
「おのれ、卑劣な……!」
「卑劣はお前の方だ。侍よ。武士道はどうした?」
「武士道、だと?」
「そうだ。武士道には、恩義に報いよとあるだろう。しかしお前は私に対して仇を返すばかりだ」
侍は「呪文が使える戦士」でも「剣を振るえる魔術師」でもない。あくまでも「侍」だ。
侍の本質とは呪文でも剣でもなく、武士道なのだ。人斬りに堕した侍はともかく、
正道を歩む侍には、それが掟に背く行為であると自覚しながら何かを行うことはできない。
ゆえにこの場合、「私に背くことは武士道に反する行為である」と認識させてしまえばいいのだ。
「そ、それは……」
「お前は『お前が気に入らない』という私的な理由で武士道に背くつもりか?」
しどろもどろに何かを答えようとする言葉に被せて、私は反論を形になる前の段階で叩き潰す。
「お前がすべきことは何だ?武士道を守ることではないのか?」
「だが、武士道は……お前のような外道は斬らねばならぬとも……」
「卑劣」
私は侍の苦し紛れの反論を一言で斬って捨てた。絶句する侍に、更に続ける。
「あのままであれば腐って消えるはずのお前達を拾って救ったという大恩に報いるどころか、
報いるために必要な代償を支払いたくないばかりに屁理屈をこね、武士道を曲解して
恩人を外道と呼び、何とかして代償を回避しようとしている」
無論、私の論理の方こそが屁理屈なのだが、別に理非を糺すための議論ではないので構わない。
要は、侍の論理を打ち負かし、私の論理を押し通し、少しでも自己に疑念を抱かせればいいのだ。
侍という職業にある者は、禅による瞑想を通じて自己の精神世界を探求するという修行を
通じて呪文を修得するため、大抵の者が内省的であり、自己に対して懐疑的である。
ゆえに、少しでも疑念を抱かせることに成功すれば、雪達磨式にそれが膨らんでいく。
「それは違」
「お前は卑劣だ」
反駁しようとした侍の言葉に被せて、私は決め付けた。
「お前は侍ではない」
私の一言ごとに侍の心が揺らぎ、自分の論理に疑問を抱き始めている様子が手に取るようにわかった。
「今のお前は、ただの魔法戦士だ」
眼前の侍のレゾンデートルとアイデンティティを、私の言葉が大きく揺さぶったことがわかった。
「……私は、私は侍だ……」
低く小さな声で呟くと、侍は唇を真一文字に引き結んで私に真っ向から視線をぶつけてきた。
「そうか。ならば侍の使命を果たせ」
「……それは」
「できないのか?ならばお前に侍を名乗る資格はない」
侍は苦悩している。私の奴隷になることへの嫌悪感と、武士道を守ることへの義務感との間で、
自らの進むべき道を選びかねている。
そうして逡巡を続けた後、侍は溶岩のような怒りを湛えた瞳で私を睨み、一言答えた。
「………………わかった」
「たわけが!」
私は間髪入れずに侍の頬を音高く張った。
一度ではない。右を張れば、返す手で左を張り、更に返す手で右を張り、更に左を張る。
私は勢いよく腕を振り上げ、私の胸の辺りにある顔目掛けて振り下ろし、手首の捻りを利かせ、鋭い平手を加え続けた。
ただし、全力ではない。別にこの侍を傷つけることに罪悪感はないが、顔を風船のように腫れ上がらせた
女の顔は欲情を萎えさせるに足る醜悪さだ。治療呪文を使う手間が惜しいため、
私は極力痕を残さないように、しかししっかりと痛みを認識するように工夫して頬を張り続けた。
その工夫とは、必要以上に大きな音を立てることだ。人の痛みを認識する機能というのは不思議なもので、
痛覚が受け取る正真正銘の痛み以外にも、音響的効果、視覚的効果によって痛みを感じることがある。
大した痛みもないのに、大きな打撃音や大仰な動作によって実際よりも大きな痛みを感じるのだ。
「ぐっ、ひっ、ぁぐっ、ひぎっ……!」
くぐもった悲鳴を漏らす侍は、顔を左右に振りながらも倒れ込みそうになるのを辛うじて堪えている。
流石に頑強なドワーフの前衛職というだけのことはあり、そう簡単には倒れない。
実質的には大したダメージではないものの、打撃音と動作を大仰なものにしている分、
感覚的にはそれなりのダメージになっているはずだというのに、大したものである。
「くっ、ぎっ、あぐっ!」
「たわけめが!お前はそれでも奴隷のつもりか!」
まだまだ倒れる様子のない侍からは余力が感じ取れたため、私は何度も何度も頬を張り続けた。
「ぐぅ………」
十数秒ほども張り続けると、流石に耐えられなくなったか侍は床にくずおれた。
安物の鎧が床にぶつかり、耳障りな金属音を立てる。
「奴隷としての心構えを教育してやろう。まずは……」
床に突っ伏すようにしながら顔を押さえる侍に向かって手を伸ばし、その首筋に触れた。
「うぅっ、何を……」
逃れようとするのを押さえつけ、鎧に手をかける。
「奴隷は主の前で許可なく服を着ることを許されない」
「な、貴様、何をする……」
「うるさい」
私はその手に力を込めて、力任せに鎧下ごと鎧を毟り取った。
所詮は安物であり、接合や連結の強度もそれ相応のものである。冒険者の筋力で
思い切り引っ張れば、このように簡単に歪み、分解されてしまう。
胸元から股間までの鎧と鎧下が破り捨てられ、赤子の頭部ほどもある乳房が零れ出し、
健康的に日焼けした小麦色と日焼けしていない雪のように白い肌が露わになった。
「や、やめろぉぉぉぉっ!み、見るな、見るなぁっ!」
侍は一瞬だけ何が起こったのかわからないという表情を浮かべていたが、即座に事態に気づき、
甲高い悲鳴を上げて、前衛職であることを感じさせないほどに柔らかな質感を持つ胸を
抱き締めるようにして隠し、叢というよりは森と表現すべき陰毛に守られた股間に手を添えて隠す。
また、既に私の嗅覚にも捉えられるほどに濃密な雌の香りを放ち、愛液を垂れ流している陰門の状態に、
触れることでようやく気づいたのか、愕然とした表情を浮かべ、直後、 全てを私の視線から遮るように蹲り、
私に向かって気づかれたのではないかという危惧を秘めた視線を向けてきた。
これまでの気丈さがどこに消えて失せたという慌て様だった。
だが、私は気づいているが気づいていない振りをする。その点を責めるのはまだ早かった。
「奴隷が主に意見を述べることは許されない」
「や、やめっ、ぁがっ、やめっ……!」
心構えのなっていない奴隷に対して手を振り上げ、再び愛の鞭を加えてやる。
先ほどの連続平手で心が折れかけていたのか、今度はほんの数発で大人しくなった。
すっかり大人しくなった侍に再び手を伸ばし、背中や手足を覆う鎧の残骸を毟り取っていく。
中には金具が変形して取れなくなっている部品もあったが、強引に引っ張ればそれで済んだ。
その際に皮膚や肉に食い込む金具の痛みで呻くこともあったがそれは全く問題にはならず、
往生際の悪いことに逃れようとした時には軽く愛の鞭を加えてやれば事足りた。
くノ一の場合に比べて随分と手荒なようだが、この場合は問題ない。
あの時は自発的に脱がせることで奴隷としての自覚を芽生えさせる意味があったが、
この侍の場合、それは必要ないに違いないのだ。
そもそも侍というものは、武士道に基づく厳格な掟に縛られている者がほとんどで、
その中で武士道を遵守することに対して喜びを見出している者は、やはりほとんどに上る。
また、そういった者達は修行や試練という名目で全く無意義で理不尽な苦難を進んで求め、
或いは無意義で理不尽な苦難を修行や試練と呼び変えて、日々を過ごしている。
そういう、これまでにあった侍達との出会いを経た今、その理由を私はこう結論している。
曰く、侍という職業にある者の大半は潜在的な被虐趣味の持ち主である。
この侍が多数例に属するのであれば、こうして手荒に扱うことによってその趣味を開花させ、
私に隷属することを快楽として捉えるように心を作り変えてしまうことが最も早い近道である。
「うぅ……」
ほどなくして、ドワーフの女侍は一糸纏わぬ姿となった。
羞恥に震えて頬を染め、胸と股間に添えた手を怒りに震わせて、私の前に立っている。
いい眺めだった。
まず、全体的に豊満な身体つきをしている。
隠そうとする腕から零れ落ち、重力に負けつつあるほどの乳房はもとより、
二の腕、腹部、腰、尻、腿といった全ての部分に圧迫感すら覚えるほどの、
しかし決して醜悪にならないくらいの肉がついている。
一般にドワーフというものは男女の別なく肥満しており、男にしろ女にしろ人間の美的感覚からすれば
一向に見るに堪えない体型をしているものなのだが、特に肉体を鍛えている者に限っては例外だった。
たとえばこの侍のように前衛職に就いている場合、その肉体は厳しく鍛え抜かれることになり、
結果的に脂肪が筋肉へと変貌する。つまりは、この女のように豊満な肉体を持つに至るのだ。
他の種族の女の場合は極限まで鍛え上げるとどうにも欲情の対象とならなくなってしまうことが
多々あるが、ドワーフに限ってそれはない。より、人間にとって魅力的な身体となるだけなのだ。
また、日頃は薄着をしているのか、肩口から腕の先、顔から首、胸元、腿の半ばから先が日焼けしており、
残りの部分は全て雪のような白さを保っている。その絶妙の対比が何とも扇情的である。
ただ、この世に完全な存在は、最も完全に近い神々の中にすら存在しない。
その侍の性欲処理用としては非常に魅力的な肉体にも、気に入らない部分は存在した。
それは股間だ。陰門でも下腹部でもなく、股間だ。私は陰門を守る陰毛が気に入らなかった。
一般にドワーフという種族は男女共に髭を生やし、その長さや質を美徳とし、競い合うものとして
知られているが、シャンバラ大陸に生息するドワーフの場合はそれが少し違う。
男の方は同じなのだが、女が違うのだ。彼女達は髭を生やさず、別の部分の毛を競い合う。
それが陰毛なのだ。ドワーフの女は、陰毛の量や長さを美しさを示す要素の一つとしており、
ほとんどの者が十数センチにまでそれを伸ばし、中には膝に届くほどに伸ばす者もいる。
この侍の場合は後者だった。それ以上だった。
髪と同色の黒々とした陰毛が三つ編みにされ、脛の辺りまで伸びている。
私とくノ一の行為に反応したのか滴る愛液でしとどに濡れそぼった、
長くふさふさとしていて獣の体毛のような印象を受ける陰毛。
それは確かにドワーフの世界ではこの上ない美女の証であるのかもしれないが、
人間である私にしてみればただの無駄な体毛に過ぎなかった。性欲を煽るどころか萎えさせる代物だった。
しかし、それだけだ。問題点はそれだけだ。顔も貴族相手の娼婦が務まるくらいに整っているし、
柔らかな女体は女に幻想を抱く童貞から醒めた色事師までを魅了するほどのものだった。
「淫らな身体をしている」
改めてその肢体を鑑賞していたら、情欲が滾り出した。
陰茎に更なる血液が集まり、角度が急激に上昇していくのを自覚した。
もともと我慢をするつもりなどないので、大股に歩み寄ってその首と腰に手を伸ばす。
「ひっ、く、来るなっ!」
「奴隷が主に命令するとは何事か!」
「ひぐっ、嫌ぁっ……!」
近寄る勢いをそのままに音だけの一撃を頬に加え、よろめいたところで後頭部と腰に手を回して抱き寄せる。
重量感のある肉体が近づいてくる勢いを利用し、かつて忍者に習った組み打ち術を駆使して脚を絡め、
二人まとめて床に倒れこむ。
押し倒す勢いを利用して後頭部を床に打ち付け、朦朧としているところにトドメを刺すのが本来なのだが、
殺すために押し倒したのではないので、今回は後頭部を庇い、脚を絡めて動きを封じるに留めた。
私の身体の下に柔らかな女体が組み敷かれ、その餅のような質感と熱が肌に纏わりついてくる。
押し倒した際に上手く身体の位置を調節したので、丁度陰茎を肥満の一歩手前くらいの
柔らかい肉に覆われた腹部に擦りつけることになり、その感触は下手な愛撫よりも余程よいものだった。
難があるとすれば、陰茎の根元から陰嚢の辺りにかけてを擦る陰毛の感触だったが、それもいずれは解決する。
「お前を奴隷として教育してやる」
「くっ、離せ、離れてっ……!」
侍は必死の形相でもがく。だが、それは最早無駄な抵抗であり、ただ私の情欲を煽ったに過ぎなかった。
侍の動きに合わせて暴れ回る乳房は私の目を惹きつけて止まず、激しい動きにうねる白い腹部は陰茎を撫で回す。
いきり立った陰茎の先端から染み出して始めた先走りが白い肌を汚し、潤滑液となってより多くの快楽をもたらす。
侍が暴れ回るのに必死で周りが見えていないのを利用し、私は密かにディアルコの応用呪文を詠唱した。
「命令するのは私だ」
これで準備は万端整った。ここから先は、投資分を回収する時間だった。
「いっ、ひぃっ、や、やめっ、駄目っ……!」
激しく抵抗するのを巧みな体重移動で押さえ込む。
仕置きと愛撫の双方を兼ねて、私は目の前で躍る乳房に噛み付いた。
色素の濃い大き目の乳輪に彩られ、乳幼児の指ほどもある乳首を戴く大きな乳房を口に含み、
咀嚼するように歯を立てて口内で捏ね回す。
やはり暴れ回るもう片方の乳房は、わざと荒々しい手つきで鷲掴みにして、パン生地を捏ね上げるように揉みしだく。
「ひっ、やっ、駄目っ、駄目ぇっ、やめてぇ……!」
普通の女に対してやれば快楽ではなく苦痛しかもたらさないほど荒々しい愛撫ではあったが、
この侍はそれによって多大な快感を覚えて咽び泣くような声を上げていた。
私の呪文によって性感を鋭敏にさせられているというのも理由ではあったが、それはあくまでも従だ。
主な理由となるのは、この娘がドワーフであるということだ。
ドワーフは種族的特長として肉体が極めて頑健であり、筋力、持久力に優れていることが挙げられる。
また痛みや苦しみに対する感覚が鈍く、心身の耐久力が高いということも挙げられるが、
これは要するに、些細な攻撃では痛みを痛みとして認識しないということだ。
よって、必然的に彼らの交わりというものは激しいものになる。
彼らの無骨な手や頑健な腰は有り余る筋力を活かした激しい責めを可能とし、
彼らの鈍い感覚は他の種族にとって苦痛となるほどの強い責めこそを快楽として捉え、またそれを必要とするのだ。
つまり、この侍に快楽を与えるには、愛撫の領域を超えた虐待のような責めが必要となるということだ。
「ここはそう言っていないようだが」
「ひっ、さ、触る、なぁっ…あっ、ひっ…!」
歯型がつくほどに重く大きな乳房を咀嚼してから口を離し、片方の乳房を握る手はそのままに
空いている手を下腹部の森林に滑らせ、触れただけで水気を含んだ音が鳴るほどになった陰毛を掻き分け、
その奥に隠された陰門に指先を押し込むようにしてなぞり上げる。
「くっ、ひぃっ、あっ、あっ……」
後から後から染み出してくる愛液によって摩擦はなく、指の角度を少し変えただけで何の障害もなしに指が内部へと潜り込んだ。
一切の抵抗はない。どうやらこの娘は処女ではないようだった。
少し不満ではあるが、致命的というほどでもないのでよしとしよう。
「あっ、ひぃぃぃあぁっ…!駄目、そこはやめっ、やめてぇぇっ……!」
反応は劇的であり、指が入った瞬間に侍の身体が反り返り、陰門が急激に指を締め付けてきた。
まるで別の生物の口であるかのように締め上げてくる内部で指を動かすたびに身体を仰け反らせる。
突き立てる指を増やすたびに声を高め、指を動かすたびに動きを激しくし、愛液を噴き出して陰毛を汚す。
「ひぃっ!……ひぃ、はぁぁぁ……ぅぅ……」
そろそろ頃合だろうと思い、指を乱暴に引き抜いてやると、それによって軽い絶頂に達したのか愛液の飛沫を
上げて脱力し、霞がかったような目で虚空を眺めている。
私の猛る陰茎を受け入れる準備は整ったようだが、しかし私の方の準備はまだ済んでいなかった。
「この毛が邪魔だな」
私は聞こえよがしに呟き、愛液を吸って色を濃くした三つ編みの陰毛を掴んだ。
「え……いっ痛っ……な、何を、駄目、やめてっ、それだけはっ、それだけはやめてっ……!」
抜けない程度に引っ張ってやると、途端に軽い忘我の状態から回復したらしく、悲鳴混じりの哀願を始めた。
何しろ陰毛の長さが美しさの指標であると言っても過言ではないドワーフだ。
陰毛を引き抜かれるということは、他の種族に喩えた場合、顔を切り刻まれたり焼かれたりするようなものだろう。
男が髭を抜かれるのならばただの激烈を極める屈辱を受けたというだけで済む話だが、
女が陰毛を抜かれてしまうというのは、最早女としての人生が失われたというのと同義だろう。
だが、私にそれを聞いてやる義務はもちろんのこと、義理も、それどころか理由がそもそも存在しない。
「駄目だ。私はこれが気に入らない。ゆえに排除する」
「や、やめ……痛い、痛い痛い痛いっ、やめてぇぇっ!
鷲掴みにした陰毛を引く力を、少しずつ強めていく。毛根が引っ張られて毛穴が膨らんでいく、
まるで鳥肌が立ったかのような様子が見えるが、まだ抜くつもりはない。まだ愉しませて貰う。
抜けそうになった途端に力を緩め、苦痛と哀願から安堵へと表情が移り変わる様子を鑑賞した後、
再び力を込めて引っ張り、より深い恐怖と苦痛に表情が彩られるのを堪能する。
そんなことを数分ほど愉しんでから、いよいよ私はこの陰毛を排除することにした。
「では、今から引き抜いてやろう」
「い、嫌っ、お願い、お願いだからやめて……!」
気丈な様子もどこへやら、涙を流して哀願してくる侍を尻目に、私は陰毛の根元に掌を当てた。
そのままの状態で、バディオスの呪文を詠唱する。対象は侍自身ではなく、陰毛の毛根だ。
これは無毛の女を好んだというとある僧侶が生み出した脱毛法だ。このようにして毛根の生命力を
枯渇させることによって、まるで病にかかったかのように容易く毛を引き抜くことを可能とするだけでなく、
毛根を死滅させることによって二度と発毛されないようにすることも可能な、優れた脱毛法である。
「さて、後は引き抜くだけだ。見ていろ。女としての価値が永遠に失われる瞬間をな」
「やめてっ、駄目っ、何でもするからっ、それだけはっ!」
三つ編みの陰毛を手に取って弄び、これが最後のチャンスと悟って懇願してくる侍の滑稽な姿を堪能する。
「そうだな……やめてやってもいいか」
「ほ、本当!?お願いっ、何でもするからっ、だから……!」
私がふと漏らした言葉に、侍の表情が変わった。安堵と期待と微量の媚が入り混じった表情だ。
それを見て、丁度いいことを思いついた。
「何でもする。そう言ったか?」
嬲るように陰毛を引っ張りながら問いかける。
「言ったっ!言ったからっ、何でもするからっ、それだけはやめてっ!」
侍は涙を流しながら必死に何度も何度も頷く。さながら、高速運動する水飲み鳥のようである。
私は立ち上がりつつ侍を引き起こし、その眼前に先走りによって濡れ光る陰茎を突き出した。
「銜えろ」
「えっ……?」
「銜えろ。そのだらしのない胸で挟んで扱き立てろ」
物分りの悪い奴隷に向かって腰を突き出して示し、立つように促す。
「そ、それは……」
猛り狂う陰茎に嫌悪感に満ちた眼差しを向ける侍は、逡巡しているようだった。
「そうか。では抜くとしよう」
「わっ、わかったっ、わかったからやめてっ!」
しかし、私が陰毛に向かって手を伸ばす素振りを見せると決断は早かった。
私がこれ以上陰毛に手を触れない内に済ませるべきだと悟ったのか、陰茎に手を伸ばしてきた。
「くっ……!」
心底からの嫌悪感を露わにして呻きながら、欲情に震える陰茎に手を添え、荒々しく扱き始める。
修練を積んだドワーフの前衛職らしくまるで革手袋のように硬い感触の掌が、剣の汚れを
拭い取るような力強さで陰茎を扱き立てていく。
別に私に苦痛を与えようとしているわけではないということはわかっている。これがドワーフの遣り方なのだ。
第一、もし仮に苦痛を与えるつもりであったとしても関係ない。よく使い込まれた私の陰茎は、
たとえ歯を立てられたとしてもそれを快感としか受け取らないのだ。
「いつまで遊んでいるつもりだ?」
侍の手はなかなかに手馴れており、心地よいものではあったが、いつまでもこのままでは埒が明かない。
あまりにも露骨で見え透いた、あわよくば手だけで終わらせようという魂胆を成就させるつもりもない。
私は腰を動かして侍の手から陰茎を奪い返し、その顔目掛けて突き出した。
「口と胸はどうした?」
「っ……」
先端を口元に近づけてやると、先ほど何でもすると言ったくせに顔を逸らして拒絶してきた。
無理矢理しゃぶらせるのもいいが、やはり自発的に銜えさせることに意味があるので、
股間に向かって手を伸ばしつつ魔法の言葉を口にすることにした。
「何でもするのではないのか?」
「うぅっ……わ、わかった、わかったから……!」
効果は絶大で、慌てて頷いた侍は意を決したように大きく口を開け、一息に先端を銜え込んだ。
「……んむぅ……っ…うぇ……っ」
精液とくノ一の愛液と唾液の臭いが染み付き、今もまた新たな先走りに濡れる陰茎は壮絶な味だったのだろう。
侍は最初の一口目で目を見開き、吐き気を堪えるような表情を浮かべて頭を上下に動かし、舌を絡めている。
肉厚の唇が雁首から幹にかけての部分を揉むように滑り、大きく厚く熱い舌が亀頭を這い回る。
なかなかに巧みであり、陰茎から背筋へと腰が抜けるような快感が突き抜ける。
しかしどうにも幹の部分が物足りない感じがする。私は侍の頭を掴んで腰へと引き寄せ、喉を犯した。
「もっと深く銜えろ」
「んぶぅぅっ!」
えずくように喉を痙攣させるが、構わずにその喉の感触を愉しむ。
陰門や肛門に挿入しているのとはまた違った味わいがあり、これがなかなかによかった。
「何を怠けている」
このまま飲ませてしまうのもよかったが、やはり胸も使いたい。
私は頭に置いた手を退かし、陰茎を引き抜いて口を解放してやった。
「んむ、ぷはぁ……けほっ、うぷ……はぁ…はぁ……」
「この牛のような胸も使え」
「ひぅっ!」
俯いて咳き込んでいる侍の胸を鷲掴みにし、それを掴み上げるように引き上げて上体を反らせる。
上を向いた顔の前に唾液と先走りに濡れた陰茎を突きつける。
「う、うぅ……」
最早、完全に覚悟を決めたらしい侍は、一瞬だけ躊躇ってから身を乗り出し、その豊乳の間に
私の陰茎を収めた。そのまま左右から腕を当てて挟み込み、身体を上下に揺すって扱き上げてくる。
侍の胸は非常に豊かで柔らかく、蕩けるようなその肉は私の陰茎の形に合わせて変形し、
亀頭を除く全ての部分を余す所なく包み込み、まるで性器のように絡みついてくる。
「口はどうした?」
「う、うむぅっ、んっ、んっ……」
頭を押さえて首を曲げさせ、谷間から顔を出す陰茎の先端に口付けさせる。
侍は一瞬だけ躊躇ってから、口を開けて陰茎を銜え、吸い、時折、口を離しては舌を伸ばして舐め回し、
恐らくは最大限の技巧を凝らしているのであろうその奉仕に、私もやがて絶頂に達した。
「出すぞ、飲め……!」
「うぶっ、うぅっ……!」
射精感が込み上げると同時に侍の頭を押さえつけて腰を突き出し、喉の奥までを貫く。
その刺激が最終的な呼び水となり、私は侍の温かな喉奥に精を吐き出した。
「んぶぅっ、うぇ、ぇぇ……っ、うぶっ、うぅっ……むぅっ……!」
苦しそうな吐息を漏らしながらも、侍は喉を鳴らして精液を飲み干していく。
私が後頭部を押さえているから逃げることができず、
ゆえにこの責めから逃れるには全てを飲み干す以外にないとわかっているのだ。
私が吐き出す大量の精は流石に口内に収まり切らないらしく、口の端から胸へと垂れ落ちている。
「ふん……まあよかろう」
「うっ、うぇっ、えぉっ……」
粗方出し終えたところで私は陰茎を引き抜いた。
侍が飲み干すことができずに口内に溜めていた精液が、
蓋となっていた陰茎を失ったことによって咳と共に吐き出され、口元と胸を汚し、床を汚す。
「顔を上げろ」
「うっ……えぉっ、ぇっ…?ひぃっ…!」
髪を掴んで顔を上げさせ、まだ残っていた分を顔に向けて吐き出す。常人の一回分ほどのそれは、
放物線を描いて侍の顔を直撃し、顔を白く汚していく。
「うっ……くぅ……だ、だが、これで私の……その、毛は見逃してくれるんだろう?」
顔にかかった精液をまるで汚物でも拭い去るかのような態度で拭いながら、
侍は不快そうな顔の中にも安堵と希望の色を浮かべていた。
私はそれに対して、聖者の笑顔を浮かべて答えた。
「やはり駄目だ」
間髪入れず屈み込み、目障りな陰毛の三つ編みを掴んだ。事態を悟った侍は絶叫した。
「嫌ぁぁぁぁぁっ!駄目っ、駄目駄目ぇぇっ、やめてぇぇぇぇっ!」
希望から一転、絶望の深淵に叩き落された者のみが浮かべる独特の表情に見入りながら、
私は一切の容赦も躊躇も呵責もなしに、全力で陰毛を引っ張った。
断末魔のような悲鳴が響く中、ぶつり、という鈍い音がし、手にかかる全ての負荷が消失した。
手には、極端に太く縮れていることを除けば、まるで頭皮から引き抜いたばかりの頭髪のような陰毛の束がある。
「あっ……抜け、ちゃった……抜けちゃった……私の……」
陰毛を投げ捨てて視線を転じれば、そこには全身を弛緩させたまま大きく脚を開いて仰向けになり、
空ろな瞳で虚空を眺めて涙を流し、うわ言のようにぶつぶつと何事かを呟く侍の姿があった。
「あ……も、駄目だ、私……」
顔の前で手を振ってみても、そもそも焦点の合っていない瞳は全くそれを認識しない。
どうやら心が壊れかけているようだ。まあ、当然の話ではある。
ドワーフ女にとって、陰毛というものははそれほどまでに大事なものなのだから。
「まあいい。肉体さえ使えれば心などはな」
まるで少女のような無毛と化した股間を見て頷き、その肉付きのよい脚を掴む。
私はそのまま力任せに侍の身体を俯せにひっくり返した。
「ふぁ……?」
放心状態の侍は今一つ事態が飲み込めていない、夢遊病者のような目で私を見ている。
私は構わずに侍の腹に手を回して持ち上げ、俯せになって尻を突き出すような姿勢を取らせた。
むっちりと肉の詰まった大きな尻と、その間にあって収縮する肛門と、その下にあってだらしなく開いて愛液を滴らせる陰門。
後ろから眺めると、実にいい眺めである。やはり尻の大きな女はその尻を強調するような姿勢を取らせるに限る。
「ふん……やはり、もう慣らす必要はないな」
私は手に余るほどの巨尻に手をかけて押し開き、最早蕩け切って雄を求める陰門に陰茎をあてがった。
先端が触れると陰門が陰茎を内部に誘い込むように収縮し、纏わりついてくる。
「そら、お前が欲しがっているものをくれてやる」
尻たぶに指が食い込んで埋まるほどの力で尻を掴んで固定し、挿入するというよりは破壊する
と言うべき勢いで腰を突き出して、一切の加減なしに最奥を目指した。
豊満な体型から内部も柔らかい肉に満たされていると予想していたのだが、それが間違いであることを私は知った。
入り口は確かに予想通りの柔らかさで、抵抗をするどころか絡みついて内部に誘導するような反応すら示した。
しかし、ある程度進んでからの感触は全く予想とは違っていた。
それは喩えるなら「竜の筋肉を剣で貫いた」ような感触だった。硬い肉を掻き分けて進むような、
まさに掘り進む、突き進むといった言葉で表すべき手応えだった。内部は随分と筋肉質らしい。
この辺りが、だいたいにおいて外見通りの内部を持つ他の種族との差なのだった。
やはり人間以外の種族というのはそれぞれに特色があって大変に具合がよろしい。
絡みつき、締め上げてくる名器の反応に陰茎を硬く大きくさせて、私は更に奥を目指していく。
奥にある何かこりこりとしたものに先端が衝突したのがわかった。私は最奥に到達したのだ。
その瞬間、それまで黙って私の為すがままとなっていた侍が初めて反応らしい反応を示した。
大臀筋の形が浮かび上がるほどに尻に力が入ったかと思うと、噛み付かれているかのような
締め付けが陰茎全体を満遍なく襲い、一部の隙間もなく吸い付いてきた。
先ほどのくノ一とは違う、容積の小ささゆえの締め付けとは違う、純粋な筋力による締め付けに、
少しでも気を抜けばそのまま絶頂に達して精を放ってしまいそうな快楽の波が押し寄せる。
「あっ、あぁぁぁっ!?な、なぁぁぁっ!?」
尻と陰門に凄まじい力を加えた侍は、背筋を大きく仰け反らせ、怯えと驚愕と快感の入り混じった絶叫を放つ。
その間、侍の背中、腰、尻、腿といった各部位には、発揮されている力の量を示すかのように筋肉が浮き出ていた。
「くっ、むぅっ……」
その激烈な締め付けが終わるまでの間、私は下腹部に生まれる灼熱感をやり過ごすのに必死だった。
たったの一突きで果てるわけにはいかない。
ほぼ無尽蔵とはいえ、あまりにも呆気なく放ってしまうのは、男としての沽券に関わる。
「あっ……はぁっ、ぁ…え……?」
やがて糸が切れた人形のように床に突っ伏した侍は、股間に違和感を覚えたのか
何やら尻を振りたくり、何か恐ろしい事実に思い至ったかのような動作で振り向き、絶叫した。
「う、嘘……わ、私……犯されて……い、嫌ぁっ、嫌ぁぁぁっ……!」
涙を流して逃げようとする侍は、どうやら挿入の衝撃で我に返ったようだった。
「嫌だと?ふん、無理矢理に犯されて愛液を垂れ流していたのはどこの誰だ?」
「いっ、嫌っ、嫌なのぉぉっ、やだっ、やめてぇぇっ、も、やめてぇっ、助け、助けてぇぇっ……!」
半狂乱になって逃れようとする侍の背に覆い被さり、私は何度も何度も腰を叩きつけた。
深く広いのに決して緩くなどない陰門に根元まで陰茎を押し込んで形を教え込み、
柔らかく弾力に富んだ巨大な尻に腰を押し付けて変形させて感触を愉しんだ。
「お前は力で屈服させられて犯されて快楽を覚える卑しい雌豚だ」
私は耳元に顔を寄せ、胸を掴んで握り潰すように揉みながら囁く。
「ちっ、違うぅぅっ、嫌、嫌ぁぁぁぁっ!」
侍は私の手に胸を押しつけるように突き出しながら絶叫し、頭を振る。
「お前は男ならば誰であろうと構わずに銜え込む淫乱な雌豚だ」
私は耳元に顔を寄せ、肥大した乳首を捻り潰すように弄りながら囁く。
「あっ、ひぁぁぁっ、そ、そんなのっ、ちがっ、違うぁぁっ、やぁぁっ!」
侍は快楽に耐え切れぬとった風に顔を歪めて絶叫し、頭を振る。
「お前に人の尊厳などは存在しない」
私は耳元に顔を寄せ、耳たぶに噛み付きながら囁く。
「そぉ、そんなっ、んじゃっ、ないぃぃっ、違う、違うのぉぉっ、嫌ぁぁぁっ……っ…!」
侍は刺激に堪えかねたように首を振って逃れて絶叫し、頭を振る。
「お前はただ、男に犯され、精を注がれることに喜びを見出すだけの雌豚だ」
私は耳元に顔を寄せ、腰の動きを変化させて内部を抉りながら囁く。
「うっ、あぁぁぁっ、あぁっ、ちが、違うぅぅぅ……っ…!」
侍は私の動きに応えるかのように腰をくねらせ、弱々しい否定の言葉を口にする。
「ふん、犯されて尻を振るような女が雌豚でなけば何が雌豚だというのだ?」
私は耳元に顔を寄せ、特に反応が過敏だった肉壁を雁首を使って抉りながら囁く。
「んっんぁぁっ、いい、そこ、あっ、あっ、違、違うぅぅっ、あっ、はぁぁうっ、私はめ、雌、豚じゃ、ないぃぃっ……!」
侍は積極的に尻を振りたくり、半ば肯定が入り混じった否定の言葉を口にする。
「疑うか?違うと言えるのか?」
私は腰の動きをそのままに上体を起こし、尻を鷲掴みにして押し開き、
露わにした肛門両の親指を何の前置きもなしに突き立て、直腸内を蹂躙しながら問いかける。
「あっ、いひぃぃぃっ、そこ、そこぉっ、違うぅぅぅっ、嫌ぁぁっ、やだぁぁっ、いいっ、いいぃぃっ、あっ、あっ、あっぁぁっ!」
侍は脱力したように床に突っ伏しながらも尻だけは掲げて振りたくり、
肛門と陰門とに常人ならば進むことも引くこともできなくなるに違いないほどの力を込めて締め付け、
最早形ばかりの拒絶の言葉を繰り返す。
「ならば、証明っ、くっ、してみせろっ……!」
私は激烈を極める締め付けと貪欲な尻の動きに込み上げる射精感を堪えられなくなり、
握り潰すような力を尻を掴む手に込め、子宮を貫通し破砕するような勢いで最奥目掛けて腰を突き出した。
「あっ、あぁっ、いいっ、なぁっ、何ぃぃっ、これぇぇっ、あひぁぁぁぁっ……っ…!」
侍は陰茎が最奥を抉った瞬間、背筋を背骨が折れるのではないかというほどに反り返らせると、
自身も私に尻を押し付けるように突き出してより深みへと導き、全身を震わせるほどの力で以って締め上げ、
単なる嬌声を上げて絶頂に達する。
「くっ、うっ、やはり、雌豚ではないか!」
私は締め付けの肉圧に屈し、纏わりつき、喰らいついてくる肉の粘膜の感触を愉しみながら
その胎内へと精を放った。陰茎が痙攣して先端を押し広げるように精液が排出されるたびに、
陰嚢から直接精液を吸い出されてでもいるかのような快感が、腰から脊髄を通って脳髄を直撃してくる。
その快楽が更なる絶頂の呼び水となって、また更に多くの精液を吐き出し、新たな快楽を呼ぶ。
「あっ、あぁっ、ひぁぁっ、熱いぃぃぃひぃっ、お腹ぁぁぁっ、熱ひぃっぃいっ……!」
胎内に音を立てて注がれていく精液の熱さからも快楽を得ているのか、私の射精とほぼ等間隔で、
まるで私を促すかのように陰茎を締め付け、刺激を与えてくる。まるで精を搾り取る肉袋である。
まさに快楽の永久循環だった。
自分の意志で止めることは不可能ではないのだが、そのあまりの快楽に、
それをしようという意志自体が挫かれてしまうような射精だった。
「む…ん……」
「あ……はぅぅ……ひぃんっ…!」
いつまでも射精を続けていたいという衝動を捻じ伏せ、未練を振り切る意志を込めて乱暴に
陰茎を引き抜いた頃には、下腹が妊娠初期のように膨れ上がるほどの量を注いでいた。
確実に子宮を満たし、水風船のように膨らませているに違いない精液が、
陰茎の形に開いた陰門から火山が噴火するような勢いで噴き出し、
汗ばんだ腿を伝い、或いは放物線を描いて宙を飛び、床を汚していく。
「まだ終わっていないぞ」
「ふぇ……?」
時折身体を痙攣させて精液を垂れ流している侍の、力なく掲げられたままの尻に手をかける。
私の視線は、だらしなく口を開けて入りきらない精液を垂らしている陰門にではなく、
その上で力なく収縮を繰り返している未だに閉じられた肛門だった。
私は尻たぶを左右に押し広げて肛門を完全に露出させ、精液と愛液に濡れた陰茎をあてがった。
「まだここが残っているだろう!」
まだきちんと慣らしておらず、準備が一切整っていないそこへと常人のものとは比べ物にならないほどに太く長く硬い、長大な陰茎を力任せに突き入れた。
僅かに切れ目を入れた肉塊を陰茎で、比喩ではなく貫いていくような連想をさせる締め付けが襲い掛かり、侵攻する異物を押し返そうとしてくる。
私はそれすらも愉しみつつ、最奥までを駆け抜けた。
「……いっ………痛ぁぁぁっ、痛いぃぃぃっ、無理、無理ぃぃぃっ、やめっ、やめてぇぇっ……壊れ、壊れるぅぅっ!」
侍が反応を示したのは、既に私が陰茎を根元まで突き立ててからのことだった。
「何を言うか。お前達がこの程度で壊れるはずもあるまい」
今にも引き裂かれてしまいそうなほどに伸び切った肛門だったが、しかし私の陰茎がどれほどの速度で出入りし、
どれほどの角度で暴れ回っても切れることなく柔軟に伸び縮みし、淫蕩な娼婦の唇のように吸い付いてくる。
「いひぃっぃっ、痛、痛ぃぃぃひぃぃぃっ、もぉっ、もうっ、やめっ、てぇっ!」
涙と涎を撒き散らしながら逃げようと手足をばたつかせるのを、
大きな尻を鷲掴みにしてより深くへと突き入れて肉体の連結を強めてやることで阻んだ。
尻が変形するほどに腰を押し付けて密着し、そのまま一切の動きを停止する。
私は腰を突き出す代わりに震える尻を撫で回し、嘲弄を浴びせかけた。
「お前はこういう風に乱暴にされるのが好きなのだろう?犯されて感じる雌豚なのだろう?」
「あぁ……ぁぁぁ……」
私の手が滑々とした肌を這い回るたびに侍の尻が震えて陰茎を締め付け、その口からは深い吐息が漏れ出る。
「違うとは言わせない。先ほど私に犯されながら絶頂に達したことを忘れたとは言わせん」
「うっ、あ、あれはぁ……はぁっ……うっ…ひっ!」
何事かを反論しようとする侍の尻を平手で打つ。衝撃で柔らかく歪んだ尻肉がゼリーのように震え、
突然の痛みによって力が入ったのか肛門の締まりがきつくなった。
「ひっ、はっ、嘘、知ってっ……痛っ、やぁっ、許しっ、てぇっ、あっ、嫌、嫌ぁぁっ!」
左右交互に打ち据えてやると、これがまた面白いように締まる。逃れようと暴れ回りもするから、
それとの相乗効果によって、私は腰を動かす必要もなくきつい締め付けと腰のくねりを愉しむことができた。
「ひぃっ、はぁ、はぁ……も、嫌ぁぁ……あっ、あぁぁぁっ……!」
しつこく叩き続けていると、侍は快楽の絶頂に達した時とはまた違う様子で身体を震わせて叫び、
何かに耐えるような切迫した表情を浮かべて腿同士を擦り合わせるように下半身を捩り始めた。
何をしようと、何が起ころうとしているかは言うまでもない。
「駄目、駄目ぇぇぇっ、見ないでぇぇっ」
一際強く尻を打ち据えてやったところ、遂にその忍耐力も決壊し、
小さいがはっきりとした音を立てて黄色がかった液体が股間から噴出し、床と太腿を濡らしていく。
「ふん。どこにでも排泄する。雌豚ではないか。仕置きをくれてやる」
「ひんっ、ひっ、いっ、あっ、えぐっ、ひぃっくっ、ぁっ、あぁっ、ひぅぅっ!」
失禁を続けて咽び泣く侍の尻をより強い力で、より速く叩き、その肉を震わせてやる。
一打ちごとに艶を含んだ悲鳴が上がり、尻が掲げられ、押し付けられてくる。
左右の尻肉に手形がつくどころか、尻全体が赤く腫れ上がるに至ってようやく私は尻を打ち据える手を止めた。
「私は知っているのだぞ?お前が、私に頬を打たれ、鎧を毟られて発情していたことを」
「なっ、ち、違うっ、あれはっ、違うぅぅ……」
既に腰砕けとなって突っ伏している侍が、物足りなさそうに尻を揺すりつつ、力のない否定の言葉を口にする。
「ふん……ならばこれは何だ?これはどういうことだ?」
「あっ、ひゃぅっ……」
尻を撫でる手を股間に滑らせると、そこは小便では有り得ない粘性を持つ熱い液体で潤っていた。
「お前はこうして犯されて、叩かれて、それによって快楽を得ているのだろう?」
「ひっぁっ、ぁぁぁ……」
ゆっくりと陰茎を引き抜きながら、尻を撫で上げる。肛門は離すまいと陰茎を締め付けてくる。
「お前は雌豚だ。卑しい雌豚だ」
「ひぁぁんっ!」
尻を強く一打ちし、陰茎を一息に突き入れる。肛門は歓喜に震えて締め付けてくる。
「雌豚には雌豚に相応しく、幸福な生き方というものがある」
「ひっ、はぁっ、うっ、いひぁっ、ぁっぁ……」
無視して耐え抜くのは不可能な、しかしそれだけで忘我の境地にまで乱れることもまた不可能な、
生かさず殺さずの腰遣いで、既に身も心も陥落寸前の侍を責め立ててやる。
「私はそれを与えてやれる。お前は私に飼われることこそが幸福なのだ。私のものになれ」
「うっ、そ、それはぁぁ……」
拒絶ではなく逡巡によって言葉を濁しつつ、侍は尻を揺すって多くを求める。
「どのみち、この快楽を知ってしまっては、もう普通の交わりでは満足できまい?
私を知ってしまっては、もう他の男には満足できまい?私のものになるのが得策だぞ?」
「あっ、あぁっ、で、っ、でも、っ、ぉ……」
甘い声で鳴きながら、侍は貪欲に尻を押し付けて陰茎を貪ろうとする。
「私のものになるのならば、お前が使い物にならなくなるまで可愛がってやる」
「ひっ、ひぃっ、ふ、深いぃぃっ、あっ、あぁっ!」
突き入れると言うよりは捻じ込むようなそれへと動きを変え、尻を叩きながら激しく責め立てる。
「今のような悦楽を、毎日毎朝毎晩のように与えてやる。さあ、私の奴隷になれ!」
掲げられた尻から膝の裏に手を滑らせてそこを掴み、侍の身体を抱え上げ、身体を繋げたまま、
幼児に小便をさせるような形に抱き上げて更に深く陰茎を突き刺す。
「ひっ、ひぁぁっ、あっ、なぁっ、こ、壊れ、るぅぅっ、あぁっ、なるぅっ、貴方の、奴隷にぃっ、なるぅっ!」
その衝撃で絶頂に達した侍は、涎を垂らす口から嬌声を上げながら、
突き立てた当初と全く変わらない力で陰茎を締め付け、貪欲に尻を振り続ける。
「だからぁっ、もっとぉっ、もっと激しくぅぅっ、私を、犯してぇぇぇっ!」
奴隷となることを誓った侍は、これまでにしてきた形ばかりの拒絶すらせず、あまりの
快楽に堪えかねてか再び小便を漏らしながら陰茎をきつく締め上げ、絞り上げ、求めてきた。
その純粋な筋力に裏打ちされた名器のうねりには流石の私も長時間耐え抜くことは難しいが、
しかし、そう簡単に果ててしまうようなこともない。
「ぬぅっ」
できる限り名器を愉しもうと考えた矢先に、陰嚢を温かく湿った柔らかいものが這い回り、
陰茎が伝えるものとの相乗効果によって、背筋を寒気がするような快感が駆け抜けた。
「うっ、む……何をしている?」
「ご主人様ぁ、んむぅ……私も混ぜてくらはぁい」
股間に目を遣れば、いつの間にか意識を取り戻したらしいくノ一が顔を埋め、
懸命に私の陰嚢に舌を這わせている姿がそこにあった。徹底的に仕込んだことによって
このくノ一の奉仕技術は最上級の娼婦にも匹敵するようになったため、
こうして侍の鍛え抜かれた名器を貫きながら受けていると、すぐにでも達してしまいそうになる。
「よし、よかろう……お前はそのまま、舐めていろ……」
「ふぁぁい、わかりまひらぁ、んむぅ、ん、むぉ……ご主人様の、おっきくて、好きでふぅ……」
「あっ、ひっ、なっぁっ、お、っきくぅっ、なったぁぁっ、あぁぁぁぁっ!」
陰嚢から駆け上る快楽を早く解放したいがために、私は侍の乳房が引き千切れんばかりに
上下運動し、尻肉が波打つほどの速度で抱え上げた女体を上下させ、腰を打ちつけた。
「くっ、うぅぅっ……!」
「あむぅっ、むぅぅっ、うむぅっ……」
「あっ、あひぃぃぃぁっ、で、出てっ、熱ぃっ、のがぁっぁぁぁっ!」
雄としての本能に従って根元までを突き入れた。
皮膚が鬱血するほどの力で豊満な腿から尻にかけての部分を掴み、陰嚢を這い回る
繊細な舌先の感覚に身震いしながら、私は灼熱した精を解き放った。
「あっ、はぁぁぁぁ……」
腹が膨れるほどの量を注ぎ込んだ後、あまりの快楽に直立しているのが辛くなった私は、
未だに猛り続ける陰茎を豊満な肉袋に埋め込んだまま腰を下ろした。
「まだ続けるぞ……お前も来い」
「あっ、あっ、これ、深いぃぃ……」
「はぁい。わかりましたぁ」
侍の背中に手を当てて上体を起こさせたまま、仰向けに寝そべり、背面騎乗位の体勢を取る。
その状態でくノ一を手招きし、私の上で情欲に濡れた声を上げて尻を擦り付けてくる侍を指し示した。
「ふふ、侍さんもご主人様の奴隷になったんだね」
「うっ、あ、はぁっ、だって、だってぇぇ……」
「また仲間になれて嬉しいよ」
くノ一は淫蕩な笑みを浮かべて私の腿に跨ると、ゆっくりと侍に向かって手を伸ばし、抱き締めた。
私の腿に蕩け切った陰門を擦り付けながら、侍の揺れる乳房に顔を近づけ、無造作に乳首に噛み付いた。
「ひっ、ぁっ、ぁぁ、いきなりぃぃっ……」
「ふぁふ、おっぱい、おっきいね……んむ、んぐ、ご主人様の、んひゅ、精液の味がするぅ……」
「や、やぁっ、舐めないでぇっ……」
「侍さんばっかり狡いよぉ。私も欲しいのぉ……口にもあるんでしょぉ……んちゅっ、んんっ、むぅぅ……」
「あっ、ふぁ、んっ、ぅんむぅ……駄目ぇ、んむっ、これ、私が、貰ったのぉ……」
私の腰の上には、淫猥な音と淫靡な声と淫蕩な動きで絡み合う二つの女体があった。
私の腿に陰門を擦りつけながら侍に抱きつき、豊満な肉体を弄り回すくノ一。
私の陰茎を肛内に銜え込んで尻を振りたくりながらくノ一に抱きつかれ、身悶える侍。
二人は私の肉体から快楽を得て、私の肉体に快楽を与え、私の精液を奪い合っている。
あまりにも愛らしい奴隷達の様子を見ているだけで、私の欲情は尽きることなく高まっていく。
私は決めた。次の奴隷を蘇生させる前に、次の奴隷を誰にするかを考える最中にも、
この二人の肉体を存分に嬲り尽くすことを決めた。
「お前達。奴隷の分際で主を無視するつもりか?」
「あっ、きゃっ、そんなことぉ、ないですぅっ、あ、ひっ、そこ、いいですぅっ……」
私は身を起こし、侍を責め立てるのに夢中になっていたくノ一の背に腕を回し、
小さな尻へと手を滑り込ませ、親指を肛門へ、中指を陰門に差し込んで掻き回した。
「ひっ、すごっ、あぁぁっ、もっとぉっ、もっと激しくぅぅぅっ!」
同時にもう片方の手を侍の下腹部に滑り込ませ、強く押さえつけて固定し、
より深く激しい挿入を可能とすると共に、陰門に指を突き入れてドワーフ以外には苦痛となるだろう激しい愛撫を加えた。
「そら、もっと私を愉しませろ、奴隷共」
私は転がる二つの屍のどちらを蘇生させるかを考えつつ、休むことなく腰を振り、手を動かし続けた。